実際のハーゲルコルンはテストのみで実戦には投入されなかったようですが、1000発ほど生産されたんだとか。無線誘導やら対レーダー源自己誘導やら当時先端の電子装置を組み込んだハイテク兵器だったようです。似たような兵器はヘンシェルの滑空爆弾やフリッツXの例もあるんで、なるほど~って所ですけど1943年にはもうテストが開始されていたってのは驚きです。日本じゃまだ機上レーダーどころか、遠距離用音声無線機すら真っ当なのが無かったってのに。いやはや、当時のドイツの技術恐るべしです。 |
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しかしそれにしても自重ほぼ1トンのシロモノですよ。いくらフォッケが力持ちの戦闘機とは言え、こんだけデカくて重い爆弾抱えて飛ぶってのは流石に無茶。何とか飛び上がる事が出来ても、速度も飛行特性もヘロヘロだったのではないでしょーか。増槽積めないから航続距離だってきっとスゴくショボかっただろうし、滑空の有効高度まで上がるだけでも一苦労。せめて積むのは双発機にしといてって言いたくなるのはわたしだけ?初期のテスト母機はJu88だったんだし~。 |