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飛行機プラモデルの製作

 「赤蛇の目」
ブレゲー693AB(エレール 1/72)

by NOBUNAGA



 ナチスドイツがポーランドに攻め入って第二次世界大戦が始まって間もなくの1939年(昭和14年)10月初飛行した軽爆撃機です。無骨な機体が多い当時のフランス機の中で人間に例えると背中からヒップにかけての柔らかな曲線は優しい女性的なイメージがあります。しかし性能は猛々しいドイツ機には敵わず散々な目に遭いました。  エレールのキットは何度もパッケージを変えてついにはSMERから新製品?で販売されています。キットのモールドは昔の金型職人の魂がこもったような素晴らしい出来ですので消さないよう気をつけましょう。



 中翼のためコックピットに主翼の一部がかかって計器類やシート、操縦桿など全て省略と言う潔さです。ガランドウですね。



 主翼を支える強度はありそうなので穴を塞いで大雑把ながら桁に見立てたプラ板の細切りをタテヨコに貼っています。 実際はどうなってるんだか不明ですが作ってるなあという雰囲気作りですね。主翼は先に胴体に接着しました。



 隔壁でコックピット、爆弾倉、偵察員席を区分します。コックピットには計器類やコンソールなどそれらしく作り付けて、おお立派なもんじゃ。 カウリングを主翼に接続すると大きな段差が出来るので削ってパテで埋めてとちからわざです。



フランス式パイプ椅子です。ワイヤーで針金細工です。



 作例はヴィシー政府軍の機体ですのでカウリングと尾翼に白を吹いて黄橙色に近い黄色と少し濁った赤を吹いてシマシマ模様とします。整形の段階ですり減った排気口は後でプラペーパーで作り直しです。塗装の迷彩模様はエレールのインストの通りですがアズールから出ているブレゲーBr693のグンゼの指定色を吹いてます。 主脚柱はキットのままだとただの棒状態ですので切断して1ミリくらいの真鍮線を差し込んでメリハリを付けました。



それにしてもヴィシー機の塗装は模型映えしていいですね。エレールのキットは手がかかり簡単には出来ないだけに工夫をしたり作る楽しさがあります。 参考資料:レプリック2000年103号及びインターネットで実機写真、作例など取得。




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