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バイクプラモデルの製作

 ホンダCB400SF (アオシマ 1/12)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。アオシマの1/12 CB400SFです。ホンダがゼファーに対抗するため国内市場に投入した量産メカです。前年の1991年、“バイク界の東スポ”と名高い某2輪情報誌のスクープでは「空冷エンジン搭載!あの“F”が400㏄で復活!!」とありまして、250カタナに続いていよいよ本命が出てきたな、と思ったものです。 実際にはダミーのフィンを取り付けた「なんちゃって空冷」で、基本的には先代CB-1やCBR400RRと同系統の水冷です。エンジン形式は人により好みの分かれるところではありますが、その後の排ガス規制等を考えればこの判断は正しかったのでしょう。

図1 完成図



2.キット内容
 キットです。アオシマ1/12バイクシリーズNo.9、現行商品になります(図2)。まずはボックスアートを観賞します。これもキットの一部です。中身の良し悪しは別として「絵も買っている」ことは再認識したいところでしょうか。 実車は過去2度のフルモデルチェンジを受けておりまして、キットは初代のNC31型になります。

図2 ボックスアート



 パーツ構成です。計7枠。むやみに細分化せず、適度なパーツ構成で作り易そうな印象です(図3)。メッキは艶有りと艶消しの2タイプです。今回は塗装の都合上、艶消しのメッキは剥離してC8銀で再塗装しました。

 デカールです(図4)。どういう訳か黒×ガンメタの1パターンのみの指定で、なぜこれを選んだかは少々謎です。タンクのガンメタ部は曲面に馴染ませるため切れ目を入れる指示まで有りますが、上手に貼るのはデカールの達人でも難しそうです。ここは型紙起こして塗った方が良いかもしれません。今回は悩んだ挙句、単色黒で作ることにしました。

図3 パーツ構成

図4 デカール



3.製作
 いつも通りパーツを切り出しまして、インストに従い色を塗ります(図5)。塗る前にフレームは一部ヒケてるので溶きパテを塗り、乾燥後に溶剤で拭いて軽く埋めておきました。 組みに関しては特に問題なく、落ち着いて進めれば仮組なしでも大丈夫だと思います。

図5 塗り終えたパーツ



4.完成 
 完成したアオシマのスーパーフォア(図6~図8)。横シルエットは旧車風でありながら幅はグッと広くなっていて、400にしてはマッチョで大柄な図体です。海外ではネイキッドよりフルカウル機の方が人気あるらしく、一部の国にしか輸出されていないようです。これは欧米との文化の違いなのだと思います。しかしクールジャパンとして再提案するのも有りと思えるほど、均整は取れています。  色については黒単色としたもののデカールが黒/ガンメタ用の物なので、タンクのロゴなど考証的には少し間違っています。とはいえこれも考え方次第で、オールペンと割り切ってしまえば正解なのだと言えそうです。

図6 


図7


図8



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