そんな訳で気を取り直して制作です。組み立て接着においてはむつかしい所は微塵もありません。デカール良質。パーツも少ないし、合い自体も標準レベルですしね(ちょびっと隙間空くところもあるけど)。プロポーションもイタレリスタンダードで極めて良好(此所とっても重要)。流石老舗のメーカー、トータルで高得点キットなのではあーりませんか?お値段も1000円以下と安いしね。(今はちょびっと値上がりしたんだっけ?何せ買ったのは10年ほど昔の話なので・・・・)
でも、です。でもしかし!動翼部分の運河彫りだけは納得いかねー、でありますよ。マッチボックスのように開き直った全面運河掘りならまだ「そーゆースタンスなんだ」と納得できますが、前後縁フラップやエルロン、ラダーなどの動翼部分だけ運河ってのはどうよ?
大方「動く部分なんだから、パネルラインなんかよりにクリアランスが必要であろう」という妙な美意識が作用したのでありましょうが、ちょびっとメリハリ付けすぎでしょうイタレリ様。実機だってこんなにハデにスキマ空いておりませんです、はい。
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そんな訳で運河な部分だけ(ここがミソ)瞬着さまで埋めました。ついでに主翼の前縁後縁もバリバリ削って薄くしてます。あちこち突き出てるアンテナ類も御同類。カナードと主翼の間にある整流ストレーキもプラ板で作り直してます。グリペンは全身くまなくチクチク尖っているほうが、らしいと思ったので。
色はほぼ塗装図どおり。といいたい所ですが、指定色をベースにいつものようにトーンをあげてます。塗装レシピは以下の通り。
下塗り(上下面):ニュートラルグレー→茶褐色スミ入れ
上面:クレオス307→317→308→317(308がデカールと同じ色合いだったので二度目の317はボカシのみです)
下面:クレオス325→315(実機はもっと白っぽいようなのでもっとハイトーンでも良かったかも)
こんなところでしょうか。上面塗装で最初の307はイメージと違っていたので317で塗り直したという経緯があります。もう一度グリペン作るなら317から始めることになるでしょうね。 |