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太平洋航空戦

  ロッキードP-38ライトニング 
P-38L 第475戦闘航空群司令官 チャールズ・マクドナルド大佐乗機 1945年フィリピン 
 (ハセガワ たぶん1/48)

by 寿




 ついに作ってしまいました、たまごひこーき。前々から作りたくはあったのですが、「ちょっと作っちゃおうかな」と箱を開けては「あ、やっぱやーめた」と閉めての繰り返しでストックヤードの一角を頑なに守り続けている始末。
 いやいや、こんなこっちゃイカンよ?これではストックが数を増すばかりで完成品は一向に増えないという悪しきパターンではあ~りませんか。ここはちょうど今回のウェブモデラーズで太平洋航空戦というお題がある訳ですし、これに絡めていっちょたまごを作ってみようか、てな感じで。




 部品数も少ないと言うこともあって組み始めたらあっという間。制作期間は正味三日程度といったところでしょうか。「なんで今まで手を付けなかったんだろう」と不思議に思える程にあっさり出来上がってしまいましたわ。資料に拘らなくてもイイってところもステキ。
 いや~、やっぱプラモデルは勢いが大事じゃね。一旦モチベーションが停滞してしまうと、次に立ち上がるのは何時になることやら。予定は未定で完成品が仕上がる期日などまるで予測不可能だなんて、いやはやモデラーという生物は始末に負えませんなぁ。会社でそんなこと言った日にゃ即日クビだよ?




 趣味が趣味として成立出来るのはこの辺りのユルさのお陰でもありますが、それでもプラモは作ってナンボであります。なんだかんだ言っても完成品はやはり正義ですからねぇ。
 それにしても思いの他に面白かったので、次もたまごでいってみるのもイイかもしんない。今度はコテコテに大人げなく、徹底的なディティールアップに凝ってみたりなんかして。



製作の詳細

(写真1) 取り敢えずコクピット塗って胴体を貼り合わせてみます。うーん、なんというパーツ数の少なさ。あっちゅう間に形になっていきますがな。
 シートのサイズ的には1/48のパイロットが座れそう。これはつまり、ヨンパチスケールってことですね。そうに違いない。でもコクピットの広さから1/32でも違和感なさそう。

(写真2) 真下から見たらまんまたまご。前脚は脚庫の扉はあるのに脚庫そのものがありません。シュールというか「割り切ってんなぁ」と感心することしきり。いやいや、きっとたまごらしさを追求した結果でありましょう。



(写真3) その割りには背部防弾版が付いていたり、排気タービンのパーツが妙に緻密だったりでスケール物の風味がそこかしこに。エレベーターにはマスバランスのパーツまで付いてるしね。「ヒコーキのハセガワ」としての矜恃でしょうかね。

(写真4) グロスブラックでぶわーっと吹いた後に、テッパンのGSIクレオス8番で塗装。曲面の多い機体に銀塗装は映えてよいね。もう後はデカール貼ったら完成ですよ。いや~、さくさく出来上がってゆくというのは快感ですなぁ。
 たまごひこーきはハセガワにとってエントリーモデルという位置づけなのだそうですけど、釣りの世界が「鮒に始まり鮒に終わる」と言われているように、ヒコーキモデラーは「たまごに始まりたまごに終わる」のでありましょうかね。


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