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(Photo)海自 富士KM-2/ タイ RTAF-2
by コルディッツ
博物館実機写真
KM-2は、富士重工の開発した海上自衛隊の初等練習機です。
ビーチT-34メンター練習機をライセンス生産していた富士重工は、同機のタンデム複座キャビンを独自に4座に改造したLM-1連絡機を開発しました。
LM-1は陸上自衛隊に採用され、またタイで製作されたRTAF-2の母体にもなっています。LMのLは「連絡」、Mは「メンター」との事ですか、Lは日本語の「連絡」なのか英語の「リエゾン」なのか、悩んでいます。
KM-2は、LM-1の搭乗口を左側に付け替え、複式操縦装置を設置し、エンジンを換装してパワーアップし、プロペラを替えた機体です。1958年に初飛行し、サイド・バイ・サイドの練習機を必要としていた海上自衛隊に採用され、1998年に退役しました。
KMのKは「改造」、Mは「メンター」だと日本語版Wikipediaにありました。
富士KM-2 こまどり 6263
海上自衛隊鹿屋航空基地史料館(鹿屋)にて 2012年10月撮影
富士KM-2 こまどり 6288
石川県立小松航空プラザ(小松空港そば)にて 2016年2月撮影
RTAF-2
タイ空軍博物館(ドン・ムアン空港裏)にて 2017年6月撮影
タイ空軍科学軍事システム開発センターで、LM-1を発展させた
練習・連絡機の試作型です。1957年に初飛行しましたが、残念
ながら試作のみで終りました。KM-2の義兄にあたりますね。
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