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飛行機プラモデルの製作

ユンカースJU87D-4雷撃機 (ハセガワ 1/48)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



作品について
 この作品は2016年の5月頃に作った作品で1/48サイズをコンスタントに作っている頃の作品です。以前1/32のサイズで(レベル)ジオラマ風に作った記憶はありますが、 このサイズのキットはたくさんあり一つも手を付けてないことが気なっていて、箪笥の肥やしにしたくないために作ってみました。




キットについて
 ハセガワがこのサイズでコンスタントに製品化していた頃の(2000年)ものでたくさんの形式のキットが出ています。今でも入手は可能なキットです。どこの模型店でもハセガワの飛行機は売れ残りがたっぷりあり、一時期は突撃体制で販売していたことが彷彿させられます。キットはハセガワスタンダードでパネルラインと程よいリベットは凹タイプで適度な深さに設定してあります。 パーツは多くなく組み立てやすさを考慮した数量に抑えてあります。コクピットの再現は十分で又キャノピーの透明度も十分な内容になっています。デカールは例によって多少の黄ばみがあり、特に白色の面積の大きいものは(鉄十字)他からのチョイスを考えた方が良いでしょう。




製作について

 説明書通りに進めていけば問題なく組立が完了します。今回のキットにはレジン製で魚雷が付属していてユンカースでは大変珍しい機種となっています。このレジンの出来が今いちで表面に気泡が残っており初心者には手をやく箇所なのではないかと思います。
これはプラスチックで作っても良かったと思いますが、金型とコストの関係でレジンになったのでしょうか?



 塗装はグンゼのラッカーカラーを使用しました。上面色の迷彩は型紙を使い塗り分けました。パネルラインに沿ってこげ茶色のラインを吹き付けその上に迷彩色を吹き付けていきます。ここでこげ茶色のラインがわずかに判別できる濃度でグラデーションを付けて吹き付けることがミソです。これが完成時のパネルライン付近の汚れになるわけで同時に塗装の経年劣化も再現できることになります。 鉄十字のデカールは外国製のものを使い、それ以外はキット付属のものを使いました。デカールを貼る前に全体に艶有クリアーを吹き付けデカール貼り付け後、墨入れをタミヤカラーで行い再度艶有クリアーを吹き付けシルバリングと発色を向上させます。最後に艶消しクリアー(80~90%)を吹き付けて完成です。



全体をとおして
 ドイツ機の中で一番武骨な、しかも良く働いて怖がられた機体ですがどんな迷彩でもよく似合うことはこの機体の特徴でしょうか。これは記録映画によく登場するから、見慣れていて当たり前の存在感になっているのかもしれません。 この機種を販売しているメーカーは非常に多いと思いますが今回の出来栄えを見てみますとハセガワがNo1ではないでしょうか。久々に満足のいくキットに出会えました。





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