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特集 今は無きメーカー・オオタキ

フォッケウルフFw190A-8(オオタキ 1/48)

  by Windy Wing 2013

 今回はオオタキ1/48大戦機シリーズからフォッケウルフFw190A-8をご紹介いたします。




 模型界にオイルショックの波がじわりと迫る1972年春、オオタキ1/48大戦機シリーズの第1シーズンとなる「零戦五二型丙」と「隼II型乙」が200円という低価格を武器に登場し、これは当時のバリだらけの値上がりキットに辟易していたモデラー達には大歓迎されたものです。



 さすがに第2シーズンでは値上げされたものの、機体表面を覆い尽くしていた無機質な凹リベットは端正なスジボリのみの表現へと進化し、外国製品をも凌駕するその造型技術と相まって、ここに名作の誉れ高いP-47Dレイザーバック、そして今回ご紹介するFw190A-8が誕生します。



 もちろん「肉薄でキャノピーや小物がお粗末」という、このシリーズへのお定まりの批判は本キットでも免れえないものの、昨今の「プラモデルなんか買えるやつだけが買え」と言わんばかりの乱暴な価格設定に対して、これら「大滝製作所遺産群」はそのアンチテーゼとしての輝きをいささかも失ってはおりません。



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