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誌上個展

   KPの旧作を作る 第6回

   Yak-23 (KP 1/72)

by akaihoshi2004

KPは東西冷戦がまだ終わっていない1980年台から東側の軍用機をキット化しているチェコのプラモデルメ-カ-です。当時は謎に包まれていたソ連戦闘機をKPの模型で振り返ります。

Yak-23は大戦中のYak-1から連綿と続くヤコブレフ単発単座戦闘機の最終進化形です。この一つ前のYak-15/17は大戦中のレシプロ機Yak-3のエンジンをジェットに乗せ換えた機体で、何と木金混合構造でした。Yak-23は全面的に改設計されて全金属製となり性能も格段に向上しましたが、すぐに後退翼のMiG-15が登場したため、主力戦闘機にはなりませんでした。



BOXアートは離陸直後でしょうか、草原の飛行場上空を旋回して行くYak-23がレトロなタッチで描かれています。Yak-23はあまり「カッコイイ系」の機体ではないのだけれど、この箱絵からは精悍さが感じられるから不思議なものです。



Yak-23はそれほど有名な飛行機ではありません。いわゆるマイナー機のためキットに恵まれず、最近になって新金型がリリースされるまではこのKPがほとんど唯一のキットでした。



そんな訳で長い間たった一人で頑張って来たこのキットですが、アウトラインが正確で実機の雰囲気を良く伝えてくれる逸品だったことはソ連機ファンにとって幸いでした。



ただし、さすがに古いキットなのであちこちすき間や段差が出来るのはしかたがないところ。特にキャノピーと胴体の合いが悪く激しい段差が出来ます。完璧を目指すならキャノピーの自作となりますが、どこまでやるかは個々のモデラーの自由。私はキットのままとしました。



作例は銀塗装とし、ところどころトーンの違う銀で塗り分けて単調になるのを防ぎました。キットのデカールにはソ連の赤い星マークは入っていなかったので、手持ちのストックから大きさの合うものを見付けて貼っています。

下記アドレスは本稿の筆者のホームページです。ご興味がありましたらどうぞご覧下さい。
http://w01.fitcall.net/akaihoshi/


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