Home  > 夜間戦闘機 「月光」 11型前期型 (フジミ 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2018年12月号

特集 厚木 ATSUGI

中島飛行機 帝国海軍 夜間戦闘機 
「月光」 11型前期型 (フジミ 1/72)

  by nananiya72

  厚木302航空隊 夜間戦闘機「月光」です。



  それにしても、デカイ飛行機です。
特に後部胴体は、元々連装機銃塔を2段にして積んでいたために異常に長く、銀河にもう少しで追いつくほど大きい機体です。
零戦よりも(当時)多少出力の大きいエンジンを載せ、零戦並の翼面荷重なら、空戦性能も零戦並に行くんじゃね? と海軍は考えたらしいが、色々なファクターが重なり、ご存知のとおり、同時期、欧米の長距離双発戦闘機とご同様の機体に・・・・



 しかし、捨てる神あれば、拾う神も・・・・
幸運なことに「斜め銃」という武器を得て「月光」と命名され海軍初の夜間戦闘機となったことはご承知のとおりです。

 旧日本軍機はキャノピー枠が多い、細かい機体が多く、手を出すのが億劫になるのですが、 市販のキャノピーマスキングシートがあることを知り、早速入手しましたので、
いきなり、1/72の、こんな細かいキャノピー枠の「月光」で、試してみました。
夜間戦闘機独特の上面下面とも濃緑色としましたので、塗装は楽です。
ただし、なるべく暗くしたいので、黒をテキトーに加えています。
・・・・こんなことをしているので、私が作るみどり色の日本陸海軍機は色が一定しない。





長い在庫の古いキットですが、某飛行機有名メーカーのデカールとちがい、
フジミのデカールだから何とかなるだろう・・・・
と日の丸、黄色の識別帯のデカールを貼り始めました。  
まず日の丸は当時フジミがよくやっていた、下地用白丸デカールとの二枚貼り・・・・
赤の発色と濃暗緑色の透け防止として歓迎なのですが、 残念ながら赤丸のデカールとサイズがあわず、白フチ(極細でね)が付いてしまいます。
これではNGで不採用です。
識別帯は位置を直していたら、割れてしまい、修復不能で撤去。





結果、日ノ丸、識別帯とも塗装ということに・・・・・・双発機の識別帯って面倒です。
機体色の後に識別帯を塗るか、はたまたその逆か・・・・長年やっていますが、いまだに、答えを持ち合わせていません。。。



 厚木航空隊はよく帝都防空の要とか最後の砦とかの冠をいただく場合が多いのですが、東京の防空担任は陸軍であり、海軍ではありません。
 海軍はこれら防空戦闘機を局地戦闘機と呼ぶように、防空対象は横須賀軍港なのでありました。


  Home>夜間戦闘機 「月光」 11型前期型 (フジミ 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2018年12月号
Vol.124 2018 December.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
         editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集2

TOTAL PAGE