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誌上個展

 ツポレフSB 2M-100 カチューシャ (ICM1/72)

  by Nobunaga

カチューシャって聞いて思い出すのは、女の子のヘアーバンド?それとも松井須磨子の唄うカチューシャ可愛や別れの辛さ?それともスターリンのオルガン?




 米国製ライト・サイクロンエンジンを搭載した原型1号機は1934年4月に初飛行した。(中略)更なる設計変更を加え1935年後半からSB-2(СБ-2)の呼称 で生産が開始されている。ちなみにSBとは高速爆撃機 (Скоростной бомбардировщик)の頭文字を取った呼称である。
 初期の生産型ではM-100星形空冷エンジンが搭載され最高時速は325km/hを発揮したが、19 36年に改良設計を加え、SB-2bisとなった機体は450km/hという高速を発揮するようになった。
 スペイン内乱に際して政府軍側を支援したソビエトは最新鋭機である当機を大量に投入し多大な戦果 を挙げ、また極東でもノモンハンにおいて日本陸軍航空隊と交戦するなど活躍した。(中略)ソビエト以外の使用国としてはフィンランド(鹵獲機24機)、チェコスロバキア(輸入53機、ラ イセンス生産111機)、中国(輸入約200機)などがある。
(*機体解説はインターネットウエブサイトKEYのミリタリーなページより引用させていただきました。)


 キットは凸リベットやパネルラインのモールドが素晴らしく感激ものではあります。が、パーツ同士の合が悪く組み立てると段差だらけですね。そこでパテを擦り込むんで平滑にしようとするとせっかくの美しいリベットが消えて台無しです。ウーンこのまま行くか、いや、切れ切れのリベットはちょっと趣味じゃないなあ。と、リベットはないことにして全体をペーパー掛けでやすってしまいましたよ。図面を見ながらパネルラインやハッチ類をスジ彫りです。いやあ楽しい作業ですね。これぞジョイフルキットだあ。
 エンジンナセルから先の主翼の取付です。えっ翼の厚みが違うよ、上から見たら分からないね接着しましょう。といたるところにお楽しみポイントがあるキットです。
 作例のキットはもともとスペイン内戦ものではないので別売りデカールを使用しました。またキットには初期型の2翅プロペラやキャノピーが同梱されているので型違いでも簡単です。なお、箱絵の機体には資料性は全くないようです。



操縦席のキャノピーと後ろの銃座のキャノピーは開いた状態にしたかったので塩ビ板を絞りました。



SBは華奢な体に似合わず1000kgの爆弾を積めます。キットにもたくさんの爆弾が付いてますのでこれも値段のうちと目一杯爆弾をセットしました。



窓枠は手抜きでマスキングテープを細切りにしてに色を塗って貼付けました。



*参考資料:スコードロン/シグナル出版ツポレフSBイン アクションの他インターネットに依る実機写真、作例等
*使用デカール:Begemot SB bomber family(1) 


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