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特集 船

  RMSクイーンエリザベス2 (GSIクレオス 1/450)

by クラキン



 いよいよ新天皇が即位され、令和時代がスタートしました。
世間は10連休と言うことで、どこも大変なことになっていますが、皆様如何お過ごしでしょうか。
再来週は恒例の静岡ホビーショーというか、モデラーズクラブ合同作品展です。国内メーカーは勿論ですが海外メーカーの新作が楽しみです。
さて第三特集「船」ということで世界的に有名な豪華客船、「RMSクイーンエリザベス2」です。



【実船について】

 1965年に建造が始まり、処女航海が1969年、2008年に引退したイギリスの海運会社キュナードライン社所有の豪華客船です。
総トン数は70,327トン、全長293.5m、幅32.03m、高さ52.2mの大型船で、就航当時は世界最大でした。(幅はパナマ運河を通過できるようにするために決められました。)
 最大速度は32.5ノット(大凡時速60km)、巡航速度は28.5ノットですから、結構高速で、パワーという点では米海軍の通常型空母と同等です。
旅客定員は1,778名で客室は927室あります。
乗組員は1,016名ですから乗客1.5名に乗員1名くらいです。



 サウザンプトンを母港(タイタニックと同じ)として、主に北大西洋定期横断航路に使用され1970年代からは世界一周クルーズに使用されることが多くなりました。
日本にも1975年を最初に神戸港のポートターミナルに何度か寄港しています。
82年のフォークランド紛争時にはイギリス海軍に徴用され、輸送艦として使用されたこともあります。



【キットについて】
 GSIクレオスの1/450です。
2015年の静岡ホビーショーのメーカーブースで半額3000円で購入した物です。
箱絵とキットの全容です。
横幅70cmの大きな箱にパーツとインストが詰まっていますが、それほどギッシリという感じではありません。



  パーツ群です。
最近の船なのでパーツ数はそれ程多くありません。
船体と救命ボート関連のパーツです。
船体は全長66cmです。(実物の全長300m程ですから、ほぼ正確に1/450)


デッキやキャビン、艤装関連のパーツです。


展示台パーツとインストです。


パーツ精度も良いですし、組み立て自体は特に難しいところは無く、インストに従って丁寧に進めていけば誰でも完成させることができます。



【製作について】
基本的には素組みですが、以下の部分は手を加えました。
・デッキの手すりはクレオス1/350のルシタニア号用のエッチングパーツ(エデュアルド)を流用しました。
・ボートダビッドやクレーンのワイアリングを追加しました。
・アンカーチェーンをアフターパーツに交換しています。(キットはモールドのみ)
・マスト周辺のリギングを追加(モデルカステインのストレッチリギングを使用)
ミュージアムモデル風にしたかったので、墨入れやウェザリングはしていません。




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