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特集 ソビエト戦車 

(Photo)T-26B  in  Isutanbul

by  コルディッツ
博物館実機写真

 イスタンブール新市街の中心、タクシム広場からCumhuriyet通りを北に 15分程歩くと、イスタンブール軍事博物館に到着です。その中庭には1輌のT-26B軽戦車が鎮座していました。トルコ語と英語併用の説明板には、トルコが1934年にソビエト連邦に発注したT-26B、1932年型とありました。
この時トルコはT-26Bを64輌、BA-6装甲車を43輌を購入し、1935年から第2騎兵師団に配備したとあります。トルコ軍の先進性に感服です。それに この時点で、ソビエト戦車の優秀性を見抜いていたのは慧眼かと。
 説明板には「戦闘重量:9.4t、空虚重量:8.6t、全長:4.62m、全幅:2.44m、
全高:2.24m、乗員:3、装甲厚:25mm~6mm、武装:45mm砲、機関銃2挺、
手榴弾、個人携帯ピストル、最大速度:32km/h、エンジン:4気筒、空冷、
4ストローク、95HP at 2200RPM、ガソリンエンジン」と要目が並び、T-26はトルコ軍最初の戦車とありましたので、軍事博物館展示も納得です。
 T-26の母体はイギリスのヴィッカース6トン戦車ですが、ソビエト連邦が生産ライセンスを取得し、独自の開発を進め、1936年のスペイン内戦から1945年の対日戦まで、よく頑張ったと思います。フィンランド軍の捕獲T-26の有効活用は有名ですし、T-26は、海外でも成功したソビエト戦車第1号ではないでしょうか。
※ 管見ですが日本語文献に1932年型は無いようです。しかし博物館の説明板には1932年型とされていましたので、そのまま表記しました。


T-26B  1932年型
 イスタンブール軍事博物館にて  2019年3月撮影
 車輌ナンバーや部隊記号が書かれていないのが残念です。
 無い訳はないと思うので、昔の機密のままなのでしょうか?












馬蹄形砲塔という奴ですね。








T-26  1933年型
 戦車博物館(ボービントン、ドーセット州)にて   2010年7月撮影
 フィンランド軍が捕獲して使用したT-26軽戦車です。




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