Home  > ボールトンポール デファイアントMk.Ⅱ(クラシックエアフレーム 1/48)< 誌上個展<2019年9月号

誌上個展

 ボールトンポール デファイアントMk.Ⅱ夜間戦闘機
(クラシックエアフレーム 1/48)

  by Nobunaga



 ボールトンポール(Boulton Paul Aircraft Ltd)は1914年から1961年の間活動したイギリスの航空機メーカーである。前身は1797年に創立した工具メーカーで1915年から航空機の組立を始めた。1797年、ノリッジに工場を構えた。(この続きはウイキペディアでご覧ください)
 戦闘機としては駄作機の烙印を押されましたが訓練機、標的曳航機、ECM、 航空海上救助作業でしぶとく生き残りTT MkⅢなどに至っては140機が新たに生産されたと言うことです。
元はと言えばイギリス空軍の要求仕様が「可動式機銃を備えた単発複座戦闘機」それに応えて作った戦闘機だからあながちBP社ばかり責めるのも可哀想ですね。

キットについて

  このキットはかなり以前に発売されたようでパッケージ替えで何度か出ています。戦闘機としては落第でも何か引かれるものがありますね。最近ではエアフィックスからMk.1が出ていてシャークマウスの夜間型まででましたね。蛇の目ファンの貴方、もう買いましたか?
クラシックエアフレームのキットはさすがに簡易キットでも昔を感じさせる出来ではありますが、レジンのターレットなど彫刻はさすがです。パネルラインなどは最新のエアフィックスよりもきちんとしているくらいです。素組みでも十分な出来ですが。レジン部品の台座からの切り離しには汗をかきましたよ。これも簡易キットのお楽しみの一つかな?


 MkⅡのプロペラは本当は幅が広いタイプなんですが薄く加工して取付けようとしたら1本が行方不明になってしまって、しょうがないのでⅠ型のプロペラをそのまま付けちゃいました。着陸灯カバーはキットの物は厚みがあり過ぎて使えないので塩ビを絞って作りました。内側の反射板はレジン製です。翼端の航法灯は透明プラに置き換えました。



 機体の色は真っ黒なんですが特製ブレンドブラックで赤色を少し入れたので茶色く写ってしまいました。目では黒にしか見えないんですけどね。エッッチング製のレーダーアンテナを付けました。この写真では分かりにくいですがリベット打ちの効果を出すためデカールは使わず版を作って吹き付けです。機番はデカールです。ほんの僅か色ズレになっちゃいました。



蛇の目にはリベット効果が出ています。ここもほんの僅か色ズレが・・・



 リベットは昔ながらのカルコとダイモテープで手打ちリベットです。ピッチがばらばらで打っているうちに曲がったりと大変なんですがリズムに乗れば意外と打ち易いですよ。リベットルーラーは慣れないし小回りが利かないので手打ちが一番!曲がったりピッチ間隔がまちまちでも出来てしまえばそれなりに見えます。実機と同じ出なくてもそれらしく見えることがが大切です。ダイモテープも残り少なくなってきました。ちびちび使ってます。



 機首エンジンカーバーを合わせると胴体側と1ミリ近く段差が出来るのでプラバンを挟み込みます。先の方は真円になるよう削ります。



 主脚柱のオレオはアルミテープを貼りました。ゆるゆるですがブレーキケーブルも付けました。こうやってみると強そうでかっこいい戦闘機です。

参考資料:ヴァリアント出版「The Boulton paul Defaiant A Technical Guide」その他インターネットに依る実機写真作例等


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