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 フェアレディZ32Z (フジミ1/24)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。フジミの32Zです。この代のZは野暮ったさよりもむしろ紳士的で、走り屋とか改造車のイメージがありません。個人的には後部の「いちょう切り」形状がどうも苦手なのですが、全体的なデザインは欧州車のように洗練されていて、ヘッドライトなどは某イタリア製スーパーカーにも流用されています。 さてプラモです。フジミ32Zは実車が出てまもなくのキット化で、タミヤとの競作になりました。エンジン再現までした精密路線のタミヤに対し、フジミはあっさりしたプロポーションモデル。その分作り易さとコスパの面ではなかなかの優れモノであり、フジミ・スタンダードを体現した好キットの一つと言えるかもしれません。

図1 完成図



2.キット内容
 ボックスアートです(図2)。インチアップシリーズID-28、箱絵もなかなかカッコ良いです。キット名は「フェアレディZ300ZX VerS‘94」。なんでもフジミの32Zは昔はTバールーフだったのを金型改修し、現行品ではノーマルルーフにしたそうです。オクで旧版を見つけたらお宝かもしれませんね。  図2 ボックスアート


 パーツ構成です(図3)。90年代のフジミさんらしい、シンプルで堅実なまとめ方です。この時代ともなるとモーターライズの制約も無く、シャシーや足回りなどは今風の仕上がりです。ただしボディの方は前述の様に、Tバールーフ廃止による金型の荒れが少しあります(Cピラー上部)。ここは#1200で軽く均せば直ります。  デカールです(図4)。これも必要最低限のシンプルなものです。いろいろステッカーを貼りたい人は同社の峠シリーズを買えば良いと思います。


 図3 パーツ構成

図4 デカール



3.製作
 ボディ塗装です。実車のイエローパールは薄めです。しかしせっかくなのでここは派手なC4イエローで少し濃くしてみました。ワンポイントにボンネットのZエンブレム・デカールをペタッと貼り、スーパークリアーⅢをドバ吹きして研ぎ出しせずにお終いです。いちおうヘッドライト内部にはつや消し黒を塗りました(図5)。 シャシー内装類はセミグロスブラック、ブレーキディスクとエキパイは銀でシンプルに仕上げてみました(図6)。

図5 ボディ仕上げ

図6 塗り終えた各パーツ


4.完成 
 完成したフジミ32Zです(図7~図9)。細かいことは良く判りませんが実車の特徴は良くとらえていると思います。ボディはタミヤほどくびれておらず、寸胴です。ただタミヤさんの場合、誇張表現が多いので、プロポーションに関してはフジミの方があんがい正しいのかもしれません。 キットの方は必要最低限のパーツでシンプルに上手くまとまっています。ちょっとした余暇にカーモデルを楽しむには最適のキットではないでしょうか。

図7 完成図


図8 完成図


図9 完成図

 

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