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特集 民間機

デ・ハビランド カナダ ボンバルディア Q-400
   (一部ホビークラフトほぼフルスクラッチ 1/72,
Remodeling parts by CCATT)

  by nananiya72

ボンバルディア Q-400 は70人乗りクラスのターボプロップ旅客機です。



 元々は、デ・ハビランド・カナダが設計した機体でしたが、カナダの重工会社ボンバルディア社に買収されてから開発された「Q」シリーズの最終、最長モデルがQ-400であります。  「Q」はQuietの「Q」だそうで、機内騒音や振動を音響テクノロジーと吸音材で緩和し、同社のCRJよりも静かになっているそうです。



 零式艦上戦闘機の10機分のパワーと4倍の数のプロペラで時速700kmもの速度で巡航します。小型のジェット旅客機と遜色はないので、地方路線ではコストダウンのために、よく切り替えられる場合がありますが、地元民としては、プロペラ機に格下ということで、おもしろくないらしい。

さて、制作ですが、カナダのホビークラフトが販売していた短胴型のDHC-8-100をベースにスタートしましています。
しかし、制作中の調査の結果アソコも違うしココも違う、とあちこち違うのが判明しまして、最終的には、胴体中央下半分、胴体後端部分、外翼の半分ほどと脚パーツくらいしかオリジナルパーツは残りませんでした。
というわけで、既出のQ-300以上に激しい改造になりましたので、ほぼフルスクラッチと称させていただきました。



 なお、キャノピー、エンジンナセル、プロペラブレード、内翼パーツ他、延長プラグ等の改造パーツはクラブのN氏よりの提供を受けています。

ホビークラフトのDHC-8-100は機首形状がまったくNGでパテ盛りとキャノピー部分の塩ビパーツ合わせて整形しますがまともな図面がないので、写真を見ながら機首の曲面を再現するのには、なかなか苦労しています。





長胴型のQ-400ですので、胴体を切って1.2mmプラ板を丸めたものを、全部後部をそれぞれにつぎ足します。 主翼も胴体上側のフェアリングを新設して、エンジンナセルをはさんで外翼、内翼それぞれ延長します。
垂直尾翼も延長し上端にフェアリングを追加します。 同時にドーサルフィンの延長増積。
こうなると、オリジナルの部分がほとんど残らないというのがわかっていただけると思います。




あっさり白基調のペイントですが、Q-400のロゴは手描き、垂直尾翼のJACはマスキングです。 他の文字類と窓のデカールは同じくクラブのN氏よりの提供です。
見苦しいと言われがちな、胴体の補強板ですが、良いアクセントですので、薄いプラ板で再現しています。





JACのQ-400はJASとJALの経営統合により、順次半欠け日の丸や鶴丸に塗り替えられ、2018年11月いっぱいで最後の機体が運航終了となりました。




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