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> (Photo) ZERO Fighter<特集 日本大戦機<2019年12月号
(Photo) ZERO Fighter
by コルディッツ
博物館実機写真
第二次世界大戦戦における日本を代表する軍用機なら、零戦以外に思いあたる機体はありません。初飛行は1939年4月1日で、翌40年9月13日に重慶上空の空中戦でデビュー。そして海軍航空隊による最後の空中戦は1945年8月18日本土上空と、日本の興亡と軌を一に大戦を歩みました。特に緒戦は長大な航続力と卓越した格闘能力を生かし、日本軍の勝利の立役者でした。生産機数は日本軍No1で、一説には10,430機と言われています。
現在日本では9施設に10機の零戦が展示されているようです。更に海外でも零戦を展示する博物館が多いことは、ご存じのことと思います。超有名機なので、ほとんどの方が見たであろう零戦ですが、特集に便乗し海外での展示機を紹介させて頂きます。
※本稿はWikipediaを参照しました。
零戦52型 B1-05/三菱 196
戦争博物館ロンドンにて 2000年12月撮影
恥ずかしながら、私が最初に見た零戦です。終戦後に英軍が捕獲、
ATAIU(連合軍技術航空情報部隊とでも訳しますか)でテストされ、
輪切りにされてコクピット部分と主翼の中央部分のみ展示です。
現在は戦争博物館ダックスフォードに展示されているようです。
戦争博物館ダックスフォードにて 2013年7月撮影
零戦32型 V2-176/三菱 3685
戦争博物館ダックスフォードにて 2009年7月撮影
1991年にタロア島(マーシャル諸島)で回収されました。
現在は戦争博物館ロンドンに展示されているようです。
戦争博物館ロンドンにて 2016年4月撮影
零戦52型 ?
技術博物館(シュパイアー)にて 2008年12月撮影
あまり日本では紹介されていないようですが、ドイツで
展示の零戦です。ATAIUでテストされた機体と思いますが、
なぜ輪切り? なぜドイツ ? 不明ばかりで済みません。
零戦21型 BⅡ-124/三菱 5349
ダーウィン航空博物館にて 2002年12月撮影
1942年2月、南雲部隊によるポートダーウィン空爆時に
不時着した空母飛龍所属の零戦です。捕虜になった操縦士
豊島一は、1944年のカウラ暴動時に自決しました。
零戦52型 61-131/中島 4340
国立航空宇宙博物館(スミソニアン)にて 2004年8月撮影
これも恥ずかしながら、私が最初に拝観した完全な零戦
です。1944年6月にサイパン島で米軍に捕獲されました。
この展示ホールには零戦、スピットファイア、P-51D、
Bf109G-6MC.202が展示され、改めて戦勝国の博物館には
嫉妬と羨望にかられます。
零戦21型 A1-3-102/中島 5553
国立空軍博物館(デイトン、オハイオ州) 2004年12月撮影
ニューアイルランド島のガビエン市で回収された機体。
始めて見た時、機体の飴色と主脚収容庫の青竹色に感激しました。
零戦21型 V-173/三菱 3685
戦争記念館(キャンベラ)にて 2018年4月撮影
ガスマタ飛行場(ニューブリテン島)から回収。
坂井三郎の操縦した機体とされています。
零戦22型 2-152/三菱 3841
オークランド戦争記念博物館にて 2017年9月撮影
ブーゲンビル島で回収された機体。僅かの差で特攻機に
なる運命を免れた、幸運な機体です。
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