Home  >ホルテン229 (レベル1/72)>飛行機プラモデル製作> 2019年12月号


連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.31

  ホルテン229 (レベル1/72)

by クラキン



 「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」の32回目は初の大戦中のジェット戦闘機+電飾です。
キットはレベル1/72のホルテン229です。



【実機について】
 第二次大戦後半にドイツの若き技術者ホルテン兄弟が開発した全翼(無尾翼)のジェット戦闘機です。
初飛行は1945年2月で、最高速度977km/h、500kg爆弾二発を積んで飛ぶことができ、飛行安定性も優れていました。
武装は30mm機関砲2門で、航続距離1300km、上昇限度16000mという高性能です。
また、機体の形状と炭素粉を塗装に用いてレーダーステルス性も備えており、戦後の米軍のテストでもそのステルス性能が確認されています。
但し、実戦配備には間に合わず、終戦を迎えましたので、実戦での戦果はありません。
ホルテン229又はホルテン兄弟で検索するとウィキペディア等で詳細確認できます。



【キットについて】
 ホルテン229のインジェクションキットはドラゴンや造形村からビッグスケールが出ていますが、1/72で現在入手可能なのはレベルと造形村だけではないかと思います。
キットは綺麗な凹の筋彫りで、コックピットや脚周りのディテールも1/72としては十分な物です。
組立後は見えなくなる30mm機関砲本体や胴体内のフレームも再現されています。
パーツ精度も良く、若干の調整だけで何も問題なく組み立てられます。

箱絵


インスト&デカール


パーツ


【製作について】
ただ飛行姿勢で作るだけでは芸が無いので、ジェットエンジンの噴射を電飾で表現することに初挑戦しました。
ついでに翼端灯も電飾しました。
ジェットエンジン排気口は3mm砲弾型LED2発、翼端灯は3mm砲弾型LED1発から光ファイバーで両翼端へ持っていきました。





機体上面のループアンテナを真鍮線で自作したこと以外は素組みです。
マーキングはキット付属の物を使用しました。
クレオスの半艶塗料をそのまま使用して、クリアを吹かずにデカールを貼ったので見事にシルバリングを起こしています。
やはり手抜きは禁物です。(´;ω;`)



展示スタンドはF6ヘルキャットの時に作った「電源付き汎用スタンド」を使い回しています。
上に乗せる物を工具無しでワンタッチで取り換えられます。




  Home>ホルテン229 (レベル1/72)>飛行機プラモデル製作> 2019年12月号
Vol.136 2019 December.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」
 

プラモデル模型製作記事

TOTAL PAGE