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特集 ハセガワの航空機プラモデル 

(Photo) Brewster B-239

by  コルディッツ

 長い間、ブリュスターF2A-2バッファローやB-339のプラモデルは有れど、フィンランド空軍で活躍したB-239は無いのに、怒りと絶望を感じていました。そこにハセガワからリリースされたので、感激のあまり2箱購入しました。そして下手ながら、熱い情熱で1機を組み立てたのは2008年頃です。 以来1箱は放置状態でしたが、今回の「積みプラ」成仏プロジェクトの対象にしました。ついでに同じ頃にヘルシンキで購入したレベルの B-239も、どうせ同じ塗装 だからと同時着手です。ところが…

B-239 レベル1/72

 レベル1/72のボックス  


 中身はF2A-2のままで、デカールと指定塗装がフィンランドに
なっているだけです。なので積みプラ化していましたが、肝心の
フィンランドでこのキットが流通しているのに、私がとやかく言う
ことはないと「目覚め」、作り始めたものです。
 下面と機体内部の塗装はハセガワと異なり、アルミニウム色が
指定されています。現存するB-239(BW-372号機)の写真を見直
すと、レベルの指定が正しいように思われました。  


   Brewstar B-239  BW-372        2018年7月撮影
 中部フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて  




同機は1942年6月25日に湖に不時着水し水没。1998年に引き揚げ
られ、アメリカ海軍航空博物館(ペンサコラ)が購入。レストア後
にフィンランド航空博物館に貸与されているものです。  

  操縦席と操縦席に載せた防弾板?

  レベル1/72 B-239 BW-393  

正確さはハセガワに劣りますが、組み立ては愉しかったです。
 BW-372と393が選択で、ブルーの方向舵に憧れ393にしました。
 説明書によると1942年のルーッカネン(56機撃墜、第3位)機。
 デカール選択でこの機を引き継いだ1943年冬のウィンド(75機
撃墜、第2位)機にも出来ます。

B-239 ハセガワ1/72

 ハセガワのB-239は青のハカリスティに飽きてきたのと、ノキア
が懐かしかったので、ドイツと交戦後のラウンデルにしました。
下面色は、最近は展示されないVLフムのように、ライトブルーに
してみました。(それに指定色のNo325の持ち合わせがない…)

  VL Humu  HM-671           2008年7月撮影
 中部フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて


  ハセガワ1/72 B-239 BW-384 奥は2008年頃作成のBW-364


  詳細なパーツが多くて悪戦苦闘しました。コクピット内部の
照準器とループアンテナは、恥ずかしながら切り飛ばして行方
不明です。前作の方は、何と全パーツを取り付けていました!
 この12年間の視力の衰えと手指の巧緻性の低下を痛感します。
 ハセガワ様、願わくば高齢者に優しいプラモデルを!
 なお前作は墜落事故があり、右水平尾翼が行方不明です…




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