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特集 イタレリ

SAAB JAS 39 Gripen  サーブ ヤース39 グリペン
       (イタレリ1/48)

  by nananiya72

 サーブAJ・JA37の後継として開発されたマルチロール戦闘機です。
コンセプトは、スウェーデンのドクトリンに沿ったもので、抗堪性、多用途性、STOL性、ターンアラウンド、整備性、コストパフォーマンスが一貫して追求されております。

イタレリの常として試作中とか、なんならコンセプトイラストからでもキットを起こしてくるので、カタチが「ン?」だったり、余計なものが付いていたり、必要なモノがついていなかったりで、割とイタレリを作る機会が多いので、色々と、そして度々苦労させられます。

SAAB JAS39-C Gripen Single Seater

 このキットはC型が整備される前に発売されたA型のものです。主流となったC、D型はNATO諸国との互換をはかるために装備が大幅に変更されていております。





外観的には引き出し伸張式の受油プローブが装備されているのですが、この場合格納状態ということで、そのパネルラインを彫って済ましています。



組み立てにあたっては、ムズカシイところはまったくありませんし、合い口も同社1/72ほど悪くありません。
カッコよくしようと思って買ったTWO BOBSデカールが大外れで、全く使い物にならず、苦労したうえに全部撤去してオリジナルデカールに変えました。





シートとエキゾーストはレジン製に差し替えています・・・が簡単には収まりませんでした。
武装もNATO標準になりそうなIRIS-TとMETEORとスウェーデン国産対艦ミサイルRBS15Fという重武装にしましたが、軽快そうな機体の印象がスポイルされてしまいました。。。反省・・・・

SAAB JAS39-D Gripen Twin Seater

 この複座型のDは、差し替え式の前部胴体との合わせが悪く、スジ彫の修復が必要でした。
こちらは、レジンパーツは適用しておりませんし、デカールも最初からキットオリジナルを使います。





塗装例4つのうち、色付きの国旗マーキングと菱形塗分けと下面のフェークキャノピー塗装が特徴的でありましたので、あまり馴染みはありませんが、南アフリカ共和国空軍機としました。
ただし、この塗装パターンはサーブが南アフリカにセールスをかけた時のもののようで、以降は国旗もロービジになっているようです。



デモンストレーター用の装備のためか、AIM-120のパーツが6発も入っていました。
武装は対艦攻撃モードとし、AGM-84ハープーン空対艦ミサイル、空対空ミサイルはポピュラーなAIM-120とAIM-9Lを2発づつ搭載しました。





単座型との違いはキャノピーと、単座のC型にはみられない下面の巨大なエアスクープです。
胴体を655mm延長しているからでしょうか、 ずいぶんとスマートに見えますし、単座型よりカッコいいように思います。
南アフリカとしては、C型、D型 合計22機導入したようですが、財政難で稼働機はわずかとか


  イタレリの製品は以前ほど近所のお店には並んでいませんし、通販などでは値段も高値がついていて、手に入りにくいものになっていますが、なんとかならないものでしょうか・・・・・
やはり、手がかかりそうではあるものの、ヘリコプターのキットはまだ欲しいものがあるのですけど。。。。 


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