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フルスクラッチ&ソリッドモデル

SAAB35 DRAKEN (ソリッドモデル 1/32)

  by 安土潤吉

(1) 実機 

 SAAB35 DRAKENは1955年に初飛行したスウェーデン製のマッハ2級戦闘機です。
同時代の機体としてはMiG-21やミラージュⅢなどがあります。
ダブルデルタの特徴のある機体デザインは、後の世界の航空機設計に大きな影響を与えたといわれています。




(2) 制作

 図面は「世界の傑作機」の図面を拡大コピーしました。制作方法は、機体分割こそ違いますが、工作自体は基本的に前号に投稿したX-3と同じですので、詳細についてはそちらをご参照ください。







細部の形状等は、ハセガワの1/48ドラケンのプラモデルと、ドラケンのディテール写真集(洋書)を参考にしました。ミサイルはプラモデル用のアフターパーツです。



 以前制作したMiG-21と同じく今回も木製機体にアルミ張りですが、アルミの面積が大きいため、実機に準じてリベットを打ったうえでプライマーを吹き、パネルごとに極薄にしたクリアブラックとクリアブラウンを吹き分けて表情をつけています。





 マーキングについては、ラウンデルは1/48のP51用のアフターパーツのデカール、その他はハセガワのデカールをもとに1/32に拡大して特注したインレタです。



(3) 完成
 特にリベット打ちに時間がかかり、完成まで1年以上かかりましたが、アルミの表情については手を掛けただけの効果はあったのではないかと思っています。
なお、製作途中の画像が東京ソリッドモデルクラブのホームページの例会写真でも見ることができます。





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