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誌上個展

ドボアチヌD.501(KP 1/72)

  by Nobunaga

 1932年6月に初飛行した原型機D.500.01はイスパノスイザ12Ybrsエンジンを 搭載しており、試験で優秀な能力を示したため翌年末に最初の量産型60機の発注を受けることに 成功した。また、D.500生産型の受注と同時期に、20ミリモーターカノンを装備するモデル が完成し、この機体もD.501の名称で量産化されることになり、1936年には出力強化型の D.510も完成した。
 第二次大戦が始まる1939年には、D.500/501の大半が訓練部隊に移籍していたが、 D.510は現役戦闘機として一部の戦闘機大隊や海外植民地軍に配備されていた。しかし、最高 速度が400キロ/時程の機体がドイツ軍最新鋭戦闘機に敵うはずもなく、1940年半ばまでに 大半が退役するか、植民地軍へ逃げ出していた。
 なお、少数がリトアニアと中国へ輸出されており、リトアニア軍のD.500/510はスペイ ン内乱に参加、中国軍のD.510は日中戦争で成都[チョントゥ]や重慶[チョンチン]といった都 市の防空任務に従事している。
*ウエブサイト「KEYのミリタリーなページ」より抜粋させていただきました。


キットについて
 KPからドボアチヌ500シリーズが出たのを見てすかさずポチリをしてしまいました。スマートな機体にピンと張った主翼、踏ん張っている主脚。1/72ではエレールやパブラから出ていましたが今は絶版になったようです。中古屋でも見かけませんね。皆この機体が好きなので手放さないのかなあ。1/48も含めて製品化されたのはD.510ばかりでD.501は初めてじゃないかと思います。小生はとりわけこのGC1/2のAdj.Eberharbt乗機のコウノトリが羽を広げている主翼の迷彩模様が作りたかったのです。第一次大戦ではコウノトリ部隊のエースジョルジュ・ギンヌメールが有名です。なお、同部隊にはバロン滋野(滋野清武男爵6機撃墜)も在籍していたとのことです。
さて、キットの封を開けると、なにこれ?簡易インジェクションではないですか!箱にはNEW TOOL MODELって書いてあるけど他のキットもこうなのかなあ。
 新製品だけあって作り易くすぐ出来てしまいます。ランナーからの切り離しの痕や押し出しピンの痕は綺麗に整形します。主翼はイモ付で3度くらいの上反角の取付けには注意が必要です。スパッツにタイヤが入りません。タイヤ上部を半分くらいカットしました。



主翼のコウノトリが羽を広げた迷彩は版を作って吹き付けをしました。右側は大きな5のデカールで見えなくなりました。



プロペラは木製のため木目を入れてみました。フラップのヒンジを取付けました。スパッツのリベットが不揃いなのはご愛嬌。




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