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  特集 ドイツ

(Photo) フィーゼラーFi103

by  コルディッツ

 フィーゼラーFi103 は地対地ミサイルで、巡航ミサイルの先駆けとされる事もあります。パルス・ジェットエンジンを動力とし、極力戦略物資を節約して作られました。1944年6月12日に報復兵器1号(V-1)としてロンドンに向けて発射され、1945年3月28日までの間に8.081発が発射され、ロンドン地区に到達したもの2,340発という資料があります。ドイツ空軍の開発で、ドイツ陸軍開発のV2ロケットと異なり費用廉価な上、低速で英空軍は迎撃可能なため、迎撃機配備をせざるを得ず、そのため費用効果に優れた兵器とされています。
 昔々フロッグ72から、迎撃するスピットファイアとセットでV1が販売され、その後Ar234とセットで販売されましたが、両者が同一の金型が否か分かりません。私は40年前にAr234を購入したものの、Ar234の内容が当時のハセガワやイタレリより格段に劣っていたので、即仕舞い込んだ積もりでした。
最近の「積みプラ」成仏計画で、長年封印していたAr234を開封したら、実は一部塗装して組んでいました! V1は未着手でしたが、本特集に併せて組立てみました。
※本稿は「航空情報プラモガイド 1971年秋季号」を参照しました。


  完全にインスタント・キットのノリで申し訳ございません。スタンドはF-toysのを流用、何故か寸法がピッタリ合って仰天しています。

 帝国戦争博物館(ロンドン)にて    2000年12月撮影


  私のその一人ですが、初めてV-1を見たのは、ここ戦争博物館という方も多いと思います。この写真は改装前の物ですが、改装後も同館ホールを飛行中で、 良かったです。

 帝国戦争博物館ダックスフォードにて  2009年7月撮影

 V-1はこのような長大な発射台から発射します。

 ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン郊外)にて 2014年8月撮影

  博物館内には「Me163」のコーナーがあり、V-1とカタパルトの模型、Ar234のソリッドモデル、Me163の実機が展示される豪勢なコーナーでした。

 国立軍事博物館(スーステルベルク、ネーデルランド)2015年7月撮影

 スピットファイアMk.LF.ⅠXc (H-1)とのコラボ展示。
 フロッグのキットを意識しているのでしょうか ?



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