Home　 >　竃門炭治郎 (BANDAI 鬼滅模型)＞　特集　ニューキット＞2021年2月号 竃門炭治郎 (BANDAI 鬼滅模型) by 五六式(TYPE-56) 　蛇の目特集に合わせてFIAT G.91を作っていたのですが，金型ずれの修正に手間取って嫌になってしまいました。で，気分転換にこのキットに手をつけたら２日で出来上がってしまいました。恐るべし，バンダイ！ ＜竃門炭治郎について＞ 　劇場版が大ヒットの”鬼滅の刃”の主人公。炭焼きを生業とし，商用で町まで出かけていた間に鬼に家族を惨殺されてしまう。唯一生き残った妹の禰豆子も，鬼にされてしまったが，炭治郎は，彼女にはまだ人の心が残っており，必ず人間に戻せると信じている。彼女を人間に戻す手立てを求めて鱗滝左近次のもとで修行を積んだ後，鬼殺隊に入り，鬼とその頭領である鬼舞辻󠄀無惨との果てしない戦いに身を投じる。 ＜キットについて＞ 　2020年12月発売のキットです。スナップフィットで，部品の色分けとシールで接着や塗装無しでも竃門炭治郎の立体が再現できるようになっています。このキット，シリーズに他のアイテムも無いし，これからリリースされる予定も無いようです。説明書には，竃門炭治郎についての説明もないし，謎の多いキットです。 　パーツの大半は，日本製ですが，羽織のパーツのみ，中国製となっています。おそらく，市松模様を再現するために中国の職人さんに頼ったのではないかと思います。 ＜製作＞ 　部品の合いは，良好だし，完成後のイメージも満足できるものとなっています。ただ，素組みだと，艶がありすぎるところがあったり，衣服のパーツの接合部にどうしても隙間ができてしまうところがあったりするので，モデラーが製作するのなら，ペーパーがけや塗装を必要とするところがあります。 ・衣服 　市松模様の羽織は，トップコートのつや消しをかけてやりました。 　ズボンやシャツは，接着して隙間を瞬間接着剤でうめ，耐水サンドペーパーで均してからつや消し黒とつや消し茶色を適当に混ぜてキットのパーツの色に近いものを作って全塗装しました。衣服なので筆の跡が残っても無問題です。ボタンや襟などは，シールを使わず筆塗りで対応しました。 　背中の「滅」のマークは，シールが用意されていますが，背中の部品に「滅」の凸モールドがあるので筆塗りで再現しました。 　白い部品は，色味が冷たい感じがしたし，光沢がありすぎるのでオフホワイトを作って塗装しました。 ・頭部 　インジェクションで目の塗り分けも眉毛も額の痣も全て再現されています。上顎は，歯と一体で真っ白なので白にクリアレッドを混ぜた色で塗り分けてやりました。 　髪の毛の表現は，驚異の一言。スナップフィットの宿命か，一部の部品がじわじわと外れてくるので接着してやった方がよいでしょう。 ・草履 　鼻緒は，シールで彩色するようになっていますが，つや消し赤にグレーを少し混ぜて彩度を落としたもので塗装してやりました。 ・刀 　鞘は，部品の継ぎ目やヒケの処理をして艶ありの黒で塗装しました。漆塗りのイメージです。 　炭治郎の刀は，刀身が黒い特殊なものです。刀身のみ，成形色のままにしました。 ＜完成＞ 市松模様の羽織は，９パーツを組み合わせたもの。パーツの接合部がほとんど目立たず，翻ったときの複雑な形状を破綻無く再現しています。 「滅」のところ，頑張りました。 ちょっと，筋が残るのですが，手の表現も驚異的です。 どの角度から見てもよくできたキットです。 　　Home＞竃門炭治郎 (BANDAI 鬼滅模型)＞　特集　ニューキット＞2021年2月号

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