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 特集 蛇の目

(Photo) オーストラリア空軍のボーファイター

by  コルディッツ

 40年以上前からの積みプラの中で、成仏に難航しているキットに1/144シリーズがあります。かねてから収集していたクラウンやレベルのキットの質と、最近のスウィートの質が違い過ぎていて、同一線上に並べづらいのです。そこにチェコのマーク1のキットが参入しています。こちらは質はスウィートに近い物がありますが、値段が高い上に、キットにホゾ・ホゾ穴がほとんど無いと知り、老眼進行中の身の上では、そもそも組み立て不能の恐怖を感じたものです。その後も新製品が出ていて、ホゾの改良をしてくれたかなと未練がましく、お気に入り機種を購入していますが、改良はなく、結局こちらも積みプラを増やすだけでした。
 今回の特集に、オーストラリア空軍の緑一色のボーファイターが良いかと考え、しかし過去に掲載させて頂いているので、今回は模型で行こうと積みプラを見たら、マーク1の144が目に止った次第です。これで美しき役満「緑一色」に向かう積もりでしたが。 

   緑一色のボーファイター21型 A8-39  2009年8月撮影
 オーストラリア・ナショナル航空博物館(メルボルン郊外)



  私の購入したボーファイターは1C型で、緑一色塗装はないようでした。早くも通常塗装に方向転換です。
 キットはA19-5号機。1Cは1型のCoast(沿岸)タイプ。


胴体左右分割、主翼上下分割でホゾ・ホゾ穴無しが不安でしたが、どうにか出来ました。また144は脚下げで作って来ましたが、旧製品の脚は貧弱で、マーク1は繊細過ぎて組立に失敗しそう、また手に持って空中戦等をしたい! で、思い切って脚上げ状態です。操縦士もいないのに… スタンドはタミヤの1/100です。    


 上反角の強い水平尾翼のボーファイターTF.X型 RD-253
 王室空軍博物館(ヘンドン)にて 2019年8月撮影  


 ボーファイターの強い上反角の水平尾翼が常識だったので、そう作りました。後で1C型は水平なのに気づき、指で水平尾翼を押し下げたら、右が折れました!胴体に浅いホゾ穴、尾翼に短いホゾがありますが、角度は決められません。慌てて瞬間接着剤で補修すると、今度は前後の角度が狂ってしまいました…
 でもマーク1も何とか作れる事が分かったので、144も成仏の道が拓けて良かったです。  


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