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特集 SF & アニメ

RGM-89 DEW EWAC JEGAN(BANDAI HGUC 1/144)

by 五六式(TYPE-56)



 ロボであり,なおかつ偵察機なので4月号の第一特集”偵察機&無人機”でも第2特集”SF&アニメ”でもいけるんじゃ・・・というわけでEWACジェガンを作ってみました。

<実機について>

 “機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)”に登場したRGM-89ジェガンの電子偵察型。軽武装で頭部の後ろに巨大な偵察ユニットを搭載している。ベースとなったRGM-89ジェガンは,地球連邦軍初の主力量産型MS,RGM-79GIM系列の発展型で,量産機でありながら前世代のエース機ガンダムMkⅡ等をしのぐ基本性能を誇る。その完成度の高さから様々な派生型が存在し,就役後、約30年の間、地球連邦軍の主力であり続けた。

<キットについて>
  バンダイのHGキットですが,プレミアムバンダイという通販サイトの専売品で,一般模型店で購入できるレギュラー品ではありません。通常のジェガンD型(映画“逆襲のシャア”に登場したジェガンを改良した型)のキットに部品を追加して電子偵察型を再現できるようになっています。
 例によって某密林などで高額転売されていますが,再販の可能性もあるので,手に入れたい人は,そういうものには手を出さないでとりあえず手持ちのキットを作って在庫を減らしつつ期を待つことをおすすめします。

<製作>
 スナップフィットで,しかも成形色で機体色をおおむね再現できるというユーザーに優しいキットです。組み立てた後でも,分解して塗装をすることができるのでとりあえず素組みしてみます。



 今回,スナップフィット用のパーツリムーバー(コトブキヤ ヘキサギアパーツリムーバー 定価税込み¥990)なるものを入手しましたが,これは,大変重宝するものです。部品を挟み込むのを忘れてもちょちょいのちょいでやり直すことができます♪



 このとき,取りつけてしまうと後から取り外すのが難しい部品や取り外し可能だけれど,取り外したらもう一度組むとき接続が緩くなると思われる部品は,取りつけないでおきます。この作業をしている間に,塗装の計画や再組み立ての手順を練っておきます。

 今回は,外装のグリーン系は,成形色に頼ることにしました。ゲート跡は,どうしても残るので,なるべく目立たなくなるよう処理してつや消しのトップコートを吹き付けました。キットは,ゲート跡がなるべく(あくまでも”なるべく”)目立たない位置に来るように設計されているし,マーキングシールがたくさん用意されているので十分見栄えがする仕上がりになると思います。



 現用機みたいにステンシルをたくさん貼るので,貼り残しの無いようにシールを貼ったらマーカーでチェックしておきました。細かいステンシルには,貼り損なったときのためにスペアも用意されています。なお,貼り付けには若干の慣れが必要です。また,もう1枚用意されている箔シールは,さらに貼り付けの難易度が高いです。とはいうものの,実機がこの世に実在しないので貼り損なったら,省くとか,他のシール貼るとかしてもよいでしょう。

 もし,外装を全塗装するなら,タミヤアクリルのXF-71コクピット色もいいと思います。細部は,近似色を探してきて適当に塗装しました。また,ガンプラは,エキゾーストを赤や黄色で塗装するようになっていますが,現実にはあり得ないのでメタリックグレーで塗っています。セラミック製ということで内側を白っぽい色で塗るのもありかもしれません。


 額のはちまきみたいなのは,不細工なので取りつけないことにしました。そのかわり,はちまきのあったところには,砲口を開けています。



 センサーからコードを出して欲しがっているような気がしたので追加しました。



 白い部品は,そのままだと味気ない感じがしたので,白っぽい色三色で塗り分けました。レドームの色は,いわゆるレドーム色の代替としてMrカラースプレーのキャラクターフレッシュ1を吹き付けています。この色は,A-6イントルーダー(ハイビジ)等のレドームにも使えると思います。

<完成>


   顔は,一般のジェガンよりも若干ガンダムに近い感じです。



   後頭部のセンサーユニットが重そうですがしっかり自立します。



    ちょっと宇宙空間ぽい感じで撮影してみました。



 一番大きいセンサーのためにジュエルシールが付属しています。他の小さいセンサーは,銀地にクリアーカラーで塗装しました。 


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