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F4U-1D コルセア(ウォルターソンズ 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回は息抜きとしてしばらく前に発売されたウォルターソンズのF4U-1D コルセアを作ってみました。999円という手ごろな価格と成形色がグレーでなく昔のキットのようにダークブルーで成形されているところに魅かれて購入しておいたものです。説明書も全て日本語になっています。部品総数は55パーツで想像していたより多かったです。全面スジ彫りですが可動する動翼部分もみな太さが同じで画一的ですので気になる人は可動部だけでも彫り直しましょう。



 それでは説明書にそって組み立てていきましょう。まずはエンジン部の組立ですが、前面のクランクケースがなぜか4分割になっており組みにくいです。このスケールでは分割する必要性はないと思います。エンジン本体はシルバー、クランクケースはニュートラルグレーで塗装後ブラックでスミ入れしておきました。



 次は脚部の組立です。少ない部品でそれなりに出来ております。タイヤを塗ってオレオ部分をシルバーで塗装したらあとは成形色のままにしました。コクピットは床板にシート、操縦桿、主計器盤とパイロットで終了です。パイロットの出来はお世辞にも良いとは言えないので今回は省略させてもらいました。全体をインテリアグリーンで塗っておきます。主計器盤も丸いでっぱりが3つばかりモールドされているだけですので私は前後さかさまにして他のキットから計器盤のデカールを貼ってみました。




 これらを組み込んだら左右の胴体を接着します。合いは特に問題はなくペーパーで接合部を鳴らして終了です。主翼は上下分割式でオイルクーラーを挟んで接着します。ここも特に問題はなし。これを胴体に接着した時に上面に少し隙間が開くので溶きパテで処理をしておきます。水平尾翼を接着してこれで士の字に出来上がりました。



 私はいつも通り筆塗りですのでここで脚関係も組みつけていきます。尾輪カバーはそのままつけるとかなり浮き上がるので爪の部分を半分くらいに切断して接着しました。増槽は上下分割ですが前部に結構隙間ができるので溶きパテで処理しました。エンジンを胴体前部に接着します。説明書では昔のレベルファイターシリーズのようにエンジンを見せられるよう上下分割のカウリングは接着するなという指定ですが隙間が出来たりするので接着して溶きパテ処理をしました。



 アンテナを上面に2本、下面に1本つけるようになっていますが下面のアンテナは1Dではあまり見かけたことがないので取り付けず、替わりに貧弱なピト―管と交換して左主翼に接着しました。キャノピーに爪が付いているので目立たないようにその部分を黒く塗ってから接着しました。プロペラを本体を黒に塗り、先端を黄色に塗って取り付ければ組み立ては終了です。



 いよいよ全体の塗装にかかります。せっかくの成形色をいかすこととして薄めたグロス・シーブルーをわざとむらになるように全体に塗って退色表現とし、さらにタミヤのスミイレグレーでウォッシングしました。仕上げに銀とグレーの色鉛筆でちょぼちょぼと禿げた感じをつけておきました。



 デカールは手持ちのマイクロスケールから海軍機ではめずらしいノーズアートの機体を選択して完成です。



 キャノピー部分がイタレリのキットのように前部が幅広になっているのが欠点ですが短時間でそれなりの完成品が出来上がるのでお勧めです。プラモデルは簡単に出来上がるのが何よりもアピールポイントになると私は思います。ではまた。




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