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特集 Fwフォッケウルフ 

(Photo) Focke Wulf Fw44 Stieglits

by  コルディッツ
博物館実機写真

 フォッケウルフ Fw44 シュティークリッツ(ゴシキヒワ)は、クルト・タンク設計の単発複葉複座のスポーツ機で、1932年にジーメンス・ハルスケSh14空冷星型7気筒エンジン(125hp)搭載の試作機が初飛行に成功しました。翌年にヒトラーが政権を握り、軍拡を開始すると、Fw44は高等練習機としてドイツ空軍に採用になります。また輸出やライセンス生産で、ヨーロッパ諸国のみならず世界中で運用されるようになりました。特に中国では輸入した20機に武装を施し、対日戦に投入しました。ライセンス生産を含め15,000機以上の生産で、現在もフライアブルな機体がある驚異の長寿機です。
※ 本稿は博物館の標示、スウェーデン空軍博物館の英文ガイド
ブック、ネット記事を参照しました。

   Fw44J D-ECUX 2011年5月撮影
 ドイツ博物館航空機館(オーバーシュトラスハイム)にて


   Fw44Jは、エンジンをジーメンス・ハルスケSh14A空冷星型7気筒
(150hpとも160hpとも)に換装した機体です。




 Fw44J(SK-12) 670/60 2014年6月撮影
 スウェーデン空軍博物館(リンシェーピン)にて  


  1935年にFw44の売り込みデモンストレーションがスウェーデン
で行われ、この時スウェーデン空軍は2機発注しました。その後の
購入とライセンス生産を含め、85機を調達しました。SK-12と呼称
されています。後席に操縦士、前席にインストラクターが着席。
 670/60の当該機は1942年にスウェーデンで生産された機体で、
1950年代まで練習機として運用、1960年代はグライダー曳航機
として運用されました。  




  Fw44J SZ-4  2018年7月撮影
 中部フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて  


  Aviation museum newsというサイトの2019年11月21日付けの
記事に、1940年4月にフィンランド政府が33機のFw44を発注した
とありました。  





タンデム複座の操縦席を前から後ろに撮影しました。
 風防に枠がないのが新鮮でした。    











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