Home  > スピットファイヤー,メッサーシュミット (オダカ  1/150)> 飛行機プラモデル製作>2021年5月号


  スピットファイヤー,メッサーシュミット
(オダカ  1/150)

  by 加藤 寛之



 本Web誌2020年6月号に載せていただいた2個入りキットを、また作った。そのときはメーカー不詳で尾高産業由来のキットである可能性が高いとしたが、その後の調べで(…というほどではないが)、まず間違いなく尾高産業の製品である。
 キット解説は前回分を読んでいただくとして、今度はキットの箱絵を尊重して塗ってみた。

スピットファイヤー

  前回はキットの形を尊重したが、今回は風防をすこし低くしてみた。まあ、大差はない。主翼にしっかりとした上反角があるのはりっぱ。おかげでこの時代の戦闘機らしい。組み立てでは、脚の長さ調整を丁寧にする。ほんの少しの違いで傾いてしまう。
箱絵をみると、青い。そういわれてみれば高高度用かなにかに青い塗装があったような気がする(??)。ところがモデルアートの特集号が見つからないのでホントの色や塗装全体が分からない。まあ、探すまでもないので記憶で色を調合して塗ったが、「青すぎかなァ…」。マークも「こんなだったかな…」と筆でテキトウに描いた。
 楕円翼だからスピットファイヤーだろうくらいの形状再現だが、充分に楽しい。ところで…この主翼は実機のスピットファイヤーの主翼のように胴体部分を含めての楕円翼になっている。単なる偶然だろうが、妙にうれしい。

メッサーシュミット


   形に惑わされて塗装が理解できなかったのだが、ある瞬間に「砂漠迷彩だ!」と気づいた。何を隠そう(隠す価値はないが)、これが今回製作のスイッチを入れたのだ。
 水平尾翼下面とその下の胴体に穴がある。これはE型用の支柱穴だろうから、熱で伸ばしたランナーで棒を入れる。さらに今回は、垂直尾翼の形を少し削ってみたが、結果は大差なし。まあ、そうだろう。
 色は、それなりにちゃんと塗る。上を黄土色に緑色の斑点、側面と下面は水色。スピンナーは2色にしたし、後胴には白帯も描いた。ドイツマークはそんな感じになればいいので、テキトウに塗る…いや、自分的には完全である。米軍機には絶対に見えない。
 塗装のおかげでメッサーに見える。次に作るときは、スピンナーの角を丸め、翼端をガリガリ削って、F型にしようかと思う。


PS
「間違いなく尾高産業」とした理由は、尾高産業名の別セットを入手したからである。その箱絵から「スピットファイヤー」「グラマン ヘルキャット」をご紹介しておきたい。



  Home>スピットファイヤー,メッサーシュミット (オダカ  1/150)> 飛行機プラモデル製作>2021年5月号
Vol.153 2021 May.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」
 

プラモデル模型製作記事

TOTAL PAGE