Home  >  スピットファイアMk.I(レベル 1/32) > 特集 スピットファイア>2021年7月号

特集 スピットファイア

スピットファイアMk.I(レベル 1/32)

  by 親父モデラーNOBU




皆様、こんにちは。
親父モデラーNOBUです。
7月号の第3特集 ”スピットファイア"用に昔懐かしいレベル 1/32 スピットファイアMk.Iが完成いたしましたのでご紹介いたします。
レベルの1/32スピットファイアは今から半世紀以上前の1960年代にMe-109F ,P-40Eと同時期に発売されました。
その大きさに比例した超精密な機体表面のモールドとエンジンやコックピットの再現が売りでした。
その素晴らしい表面モールドの技術は今見ても惚れ惚れとしてしまいます。
各動翼は可動で主脚&キャノピーも可動となっています。
当時たくさんあった模型店のショーウインドーには必ず1/32シリーズの完成品が飾ってある定番商品でしたね。
そして立派な作りのレベル印の貼り箱は手にしたときの喜びを感じさせるものでした。
当時小学生から中学生だった私も作りましたがまともに完成出来ませんでした。
田口さんが良くおしゃっておられるように、今回半世紀の時を経て現在のテクニックでリベンジです。
それではお付き合い宜しくお願い申し上げますm(_ _"m)



 ダンケルクあるいはバトルオブブリテン上空でしょうか、懐かしい素晴らしい箱絵。
今回は懐かしんで説明書に沿って組み立ててまいります。


 エンジンの組み立て。当時は黒鉄色に塗ってたなぁ・・・・・
排気管は排気口をルーターで彫り込んで、最後部のみプラパイプで円形に仕上げます↓


 座席にはプラ板で背中のクッションとシートベルト(エッチング)を追加しておきます↓


  計器盤、操縦桿を塗り分けます。今見ると操縦桿も細部までよく出来ています↓


 エンジン・防火壁・計器盤・座席を右側胴体に取り付けます↓


  先に作ったハセガワのスピットファイアで余ったフレームや酸素ボトル等を追加しています。


酸素マスクのホースはスプリングに真鍮線を通して瞬間接着剤で固めたもの↓


ラダーと左右水平尾翼を組み立てます↓ 


水平尾翼は左右で差し込み部分が重なる構造なので調整しておきます↓ 




主翼上面にはタイヤ収納部の膨らみを0.5mmプラ板で追加しておきます↓ 


後縁を削って薄くしてから主翼上下の部品を貼り付けます↓ 


 薬莢排出孔はプラ板で目隠ししておきます↓


 主脚収納部にはプラ板で一応隔壁を追加し、主輪はハセガワのスピットファイアから頂きました↓


  プロペラは幅が広くてイメージが違うので細くしてハミルトンっぽくしました↓




 スピンナーは湯流れ不良で修正不可能でしたのでハセガワのスピットファイアの不要パーツを使います↓




 左側エンジンカバーは隙間が酷いので縁に0.3mmプラ板を貼って調整します↓




 更にエンジンカバーにはダクトと点検口を追加↓


 右側はOKです↓


 上部エンジンカバー左右にはプラ板でバルジを追加↓




 今回もラウンデルは塗装しました↓






最終組み立て↓キャノピー&小物パーツの取り付け。


  主翼と胴体を接合します。昔作ったときは隙間だらけでまともに組み上がりませんでしたが丁寧に作ればちゃんと隙間なく組み上がります↓


  キットのアンテナ支柱は寸足らずで強度もないので画像を見ながら真鍮帯板から削り出して 三角の部分はエッチングパーツの不要部分を切り出して半田でしっかり固定します。
フラックスを使えば半田付けも簡単です↓




  全体塗装の前に製作中に付着した油脂をエナメルシンナーで拭き取ったら
機体のあっちこっちでクラックが発生してしまいました↓なので今回スミ入れとウオッシングはしませんでした。


  昔から迷彩パターンの手書きは苦手(センスがない)なので最近はいつもコピー機で塗装図を拡大したものを
フレキシブルカッター(ハセガワトライツール)で切り抜いてマスキングしています↓




  キットのデカールは半世紀近く経っていますが黄変は殆どありません。はたして使えるでしょうか・・・・・・
結果。糊は弱くなっていたもののバラバラになることもなく、軟化剤も効いてちゃんと使えました。
良かった♪(〃´o`)=3 フゥ↓


 主翼にはエッチングパーツの不要部分で脚位置指示板をつけておきます↓




 今回も主翼の機銃孔&ガンカメラの防塵テープはハセガワの赤色フィニッシュを使いました↓


 照準器はキットのパーツに少し手を加えて使います↓


  キャノピーに付くバックミラーも細かくパーツ化されています↓
半世紀以上前なのに驚きの金型技術ですw(゚o゚)w


  鏡面にはミラーフィニッシュを貼っておきました↓


 キャノピーは固定部の枠が邪魔して最後まで開きません↓


  主翼下面フラップ付近の断面が逆ガルになっていないのも完成すればさほど気になりません↓
なによりこのモールドを潰してまで修正することは他にいくらでも良いキットが手に入る今となっては無駄骨でしょう。


  エルロンは後縁を薄く修正したら主翼断面と合わなくなったので固定しました。
エレベーターは可動します。
主脚は製作中に固定用ダボが折れてしまったので残念ながら可動は諦めて固定しました。
ラダーはアンテナ線が付くので固定です。
懐かしいレベルのスピットファイアの完成です(^ー゚)v♪


















  出来の良いキットが増えて選択肢がたくさんある現在では
そのキットの持ち味を生かして味わうことがプラモデルの楽しさだと悟った今日この頃であります。
お付き合いいただきどうもありがとうございましたm(_ _"m)



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