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 (Photo) Ferret armoured car

by  コルディッツ
博物館実機写真

 第二次世界大戦後にイギリス陸軍は、ダイムラー・ディンゴを代替えする四輪駆動の偵察車の開発をダイムラー社に依頼、その結果誕生したのがフェレット偵察車です。小型軽量で高速、頑丈で不整地走破能力が高く、なりよりも?安価のメリットがあり、1952年から1971年までに4,409輌が生産されました。
 イギリス陸軍や英連邦諸国だけでなく、世界の40ヶ国位で運用された外、国連平和維持軍(PKF)でも使用されました。
※ 本稿はパロラ戦車博物館の標示を参照しました。

Ferret Mk2
 香港海防博物館にて            2005年8月撮影



 Mk2は7.62mm機関銃を装備したサラセン兵員輸送車の銃塔を搭載した偵察車です。義勇兵の王室香港連隊でも運用されていました。機関銃は撤去済みの展示でした。  

 王室空軍博物館(ヘンドン)にて      2016年4月撮影


アーセナル戦車博物館(スウェーデン)にて 2014年6月撮影

   国連平和維持軍(PKF)でスウェーデン陸軍が運用した車輌のようです。


 パロラ戦車博物館(フィンランド)にて
 屋内展示は2003年8月、屋外外展示は2018年7月撮影





 フィンランド陸軍はフェレットを採用しませんでしたが、国連平和維持軍の活動時にイギリスから貸し出され、1966年~1968年と1974年にキプロスで運用しました。この車輌自体は1989年にボービントン戦車博物館から交換でパロラに来ました。


 戦車博物館(ボービントン)にて      2019年8月撮影






国連平和維持軍は白の車体に青のヘルメット、戦闘服は自国の物を着用します。

 自動車&技術博物館(ジンスハイム)にて  2020年3月撮影




 同博物館のパノラマ的展示は、フェレットが第二次世界大戦に参加したように思う見学者もいるのでは。けれどハッチを開放、英軍のグリーンで塗装しているので、捨て難い魅力を感じます。


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