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継続高校三人娘 ミカ アキ ミッコ (出典:ガールズ&パンツァー)
1/イメージスケール(だいたい1/35) モデルカステン

  by 寿



 ガルパン最終章第四話が公開される前に何とか完成しましたよ、継続高校三人娘。
 ホントは特集用に作っていたブツがあったのだけれどもとある大人の事情で急遽この子らの出番となりました。何があったのかは察して下さい、多分その予想合ってます。
 そもそもこの三人娘が頓挫していた理由ってのが「フィギュアの塗りしんどい」ってことだったんでこんなこっちゃイカンと奮起発憤。本命がアレだったもんだからこのスキマに作ったったろうというのが今回の顛末であります。何だか不純だなぁ。



 ちなみにこのキャラをご存じない方にざっくり説明すれば初出はガールズ&パンツァー劇場版で主人公たちの危機に駆けつけたフィンランドの文化を模した学校の生徒です。最終章では第三話に対戦相手として登場し第四話で決着が付く模様です。チューリップハットの子が車長のミカ。白っぽいお下げが装填手兼砲手のアキ。茶髪のお下げがドライバーのミッコ。ミッコはBT-42に乗せると顔しか見えないけどねw



 しかし正直フィギュアなめてました。女の子ちょームズい。特に瞳が・・・・おっさんとか怪獣とかロボットとか(怪獣やロボットがフィギュアなのかどうかはさておいて)だと比較的塗れるんだけどつるりと滑らかな部分に左右均等精密正確ってのがネックです。毛筋一本のズレでも目立つのなんの。前々回の95式軽に乗ってた福田ちゃんが割とマトモに見えたのは眼鏡が上手いこと誤魔化してくれていたのかもしんない。
 前々から思ってたけどわたしは平行とか垂直とか等間隔ってのが苦手で、基本的にスジ彫りがヘボいってのも実はその辺りにあるような気がします。
 でも苦手だからって避けてても何も解決はしな~い。だからまずはチャレンジだよね、頑張る。



 そんな訳で出来は今ひとつだけれどもお試しというか習作というか完璧に為っている途中というかそんな感じの子たちが出来上がりです。ひとつ生暖か~い目で見守っていただけたらこれ幸いであります。

製作の詳細

(写真1)先ず素体の状態がコレ。離型剤をレジンウォッシャーで洗った後に肌色部分だけ下地を吹いとく。

(写真2) 一番明るい部分を塗ったら今度は一番暗い部分を筆でぺたぺた。ここまでは何のストレスも無いね、気楽なもんだ。にも関わらずこの状態で一年ほど熟成させちゃったんだよなぁ(ため息)。


(写真3) 制服の上着(っていうかジャージ?)を塗って靴と髪も塗ってまいります(ちなみにガルパンの世界で競技中に着るのはパンツァージャケットなのだとか)。フィギュアは塗る面積小さいけれど色数多いからいちいち筆洗うのが大変だよ。フィギュアモデラーの方々はアレですかね、色別に筆を準備していらっしゃるのでしょうかね。穂先はともかく穂元の「ふくみ」の部分に染みこんだ塗料を落とすのに手間かかるでのう。わたしも白専用(あるいは明るくて色素薄い系用)の筆くらいは用意しておいたほうがイイのかもしんない。

(写真4) アキの髪はセールカラーで、つってもこの写真じゃよくワカランね。まぁアレですよ髪を塗りたくなった気分ってことで。同時に三体進めているからどれが誰の首だか分からなくなってくるしね。




(写真5) ざっくり大体の部分が塗れたらここからメインイベント、顔の塗りへと移行です。


(写真6) モデルカステン謹製ガルパンデカールVol.4です。真ん中よりちょびっと上らへんにあるのが瞳デカールの集団。顔の塗りつってもこのデカールがあったから特に気負いは無かったんすわ。「キャラの眼を探してペタッと貼ったら終わりぢゃん♪」てな軽~い感じで。


(写真7) アキとミッコは確かにそれで良かった。でもミカがね、丁度よろしい瞳が無かったんですよ。似たようなのは有ったので一度貼ってみたんですけどコレジャナイ感が強くって。そんな訳で人数分以上に切り抜いた痕が有るのは何度か貼り直したせい。
 しょーがないので筆塗りに変更。デカールより仕上がり落ちるけれど作品を納得いかないまま完成させるってイヤじゃないですか。福田ちゃんも瞳は塗りでやったしイケルイケル~

(写真8) 結果から言えば全然イケてなかったです。自分の技術の拙さをただただ痛感する羽目になりました。この状態にもってくるまでどれ程やり直しを繰り返したことか。デカールで納得しとけばしなくていい苦労だったのに、なんちゅうか阿呆やね。
 結局この状態で息切れしちゃって「コレデイイ」と妥協しちゃったよ、情けない(泣)この時ほど現実世界にもUNDOキー「一つ前に戻る」があればと思ったことはないです。


(写真9) 塗りとデカール貼りが一段落したら粘膜クリアーの出番であります。小皿に分け薄めて使いますがな。

(写真10) 肌と肌と合わさった部分や襟元足首などちょっと陰になった部分に塗ってまいります。極薄に薄めたヤツをぺたぺたと。え、あんまし変わんない?まぁこの辺りはモデラーの自己満足というかフィーリングっすよフィーリング。


(写真11) 元々BT-42はミッコを乗せることを前提として作ってたから車体上部や前面ハッチは脱着可としておりました。だもんでフィギュアが出来たら後は乗せるだけ。

(写真12) まぁこんな感じっすね。椅子が大型ソファ並にデカく見えるけれど小柄な女の子が乗ってるんだからしゃーないね。


(写真13) アキは瞳の形が良かったのでコレデヨシ。もちょっと大きめで瞳の色が薄かったらパーペキだったけど贅沢は敵ということで。

(写真14) ミカはこの体たらく。ちくせう!


(写真15) よく見えないけれどドライバーのミッコが一番しっくり仕上がったかな。デカールとの相性が良かったと言えばそれまでなんだけれども。
 BT-42はウェブモデラーズ2020年8月号に載っていたヤツほぼまんまです。今回はこの子らの背景もしくは椅子とお考え下さいませ。件のバックナンバーには三人娘もちょびっと載ってますのでもし「ちょっと見返してみようかな」という奇特な方がいらっしゃったら大変有り難いお話でありますです、はい。
 まぁ見なくったって皆様の人生には何の損益も発生しないのですけれどもねw




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