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  特集 ビンテージキット

Heinkel He162  (LINDBERG 1/72)

by  コルディッツ
博物館実機写真

 昨年の秋に福島県に旅行した折り、ある店でリンドバーク72のHe162が500円で売られているのを発見し、思わず購入してしまいました。中学生から高校生の頃はドイツ空軍機ファンで、He162やMe163、Ar234、Do335などの変わった機体のプラモデルを求め、リンドバーク押しでした。中でもHe162とMe163は何箱か購入し簡単な構造なので、気楽にプラモデル作りを愉しんでいました。 その思い出を胸に作り始めたのですが…


 構造は単純。木製の垂直尾翼と水平尾翼を金属表現にしているので、中学生、高校生の頃のように無視は出来ず、リベットを削り落としましたが、案外疲れました。


 航空宇宙博物館(ル・ブルジェ)のHe162塗装が、珍しいので、この塗装を目標にしました。実機写真を見ていると、キットの機首形状の間違いと主脚の繊細さ、小さいタイヤが気になりましたが、リベット削りが続いていたので疲労困憊し、無視することにしました。また展示機の部隊マークはⅢ/JG1のようですが、資料では第3飛行隊にHe162の配備は無かったようなので、迷い ました。実機の写真撮影は2016年8月です。



 取り敢えず目標の塗装は完成しましたが、付属デカールは劣化して使えず、ESCIデカールの出番でした。ESCIデカールもドイツ空軍ファン史の早い時期に購入していたので、今回使えたのは僅かでした。別売りデカールの成仏も考えなくては…


   垂直尾翼の内側も上下の塗装色で塗り分けられています。
 水平尾翼下面とその周囲の胴体がライトブルー、胴体部はライトグレー、エンジンとコクピット周囲はライトグリーン、垂直尾翼外側と水平尾翼上面、主翼上面はブラウンバイオレットと読み取りました。そして主翼下面はブルー。


 主脚カバーは開け過ぎです。繊細な主脚と小さなタイヤを隠す絶好の機会なのに、わざわざ逆の強調をしでかしたのは、He162のシュパッツ(雀)の雰囲気を、無意識のうちに、出そうと思ったからとしか想像できません。



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