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フルスクラッチビルド & ソリッドモデルの製作

ハルバーシュタットCl.Ⅱ(1/32フルスクラッチ紙模型)

  by TOSHI

 新年あけましておめでとうございます。
2022年1作目はWW1時のドイツ偵察機「ハルバーシュタットCl.Ⅱ」の1/32紙模型です。
WNWのHPを参考に厚手のコピー用紙を主な材料に、紙で細工できる程度に省略して作っています。


完成後の保管を考慮して主翼は上翼の中央部のみにしています。実機でも製作中や整備中に撮られた写真が残っていますね。胴体の前半分は外被を剥がした状態にしています。紙で1/32の小さなエンジンを作るのは難しかったです。保管場所の点からは1/48が望ましいのですが細部の工作がより困難になりますので1/32を選びました。


紙の白さと質感を活かすため敢えて無着色で仕上げています。


プロペラは積層したコピー用紙から削り出し、表面に薄手のコピー用紙を化粧貼りしています。プロペラが軽く回転するように真鍮管と真鍮線を用いています。張り線はボンドで表面を固めた木綿糸です。




各舵面は中立位置から僅かに動かして模型に動きを与えています。


主翼を付けた「ソッピース・ドルフィン」と並べると保管スペースが1/3程度になります。複葉機製作のお愉しみである張り線作業が少なくなるのは残念です(笑)。


搭載された「ダイムラーメルセデスD.Ⅲa」エンジンの1/12紙模型と並べています。
エンジン単体の完成画像も機会があれば投稿させていただきます。


単座戦闘機の「ソッピース・パップ」「ソッピース・スナイプ」と並べると本機の大きさが際立ちますね。
2Dの図面からは分かりにくいことも模型にすることではっきりします。

2018年6月に体調を崩し都合3か月の入院生活をしてからプラモデル作りは完全に卒業していたのですが、19年11月からユルーイ気持ちでできる紙模型を始めました。正確性とか精密感に囚われない「統一感ある粗さ」で黎明期の1/12レシプロエンジンと1/32古典機をシリーズ化していきたいと思っています。キット化されていない機種も簡単な図面と写真があればそれらしく模型化できるのが紙模型の面白いところです。ソリッドモデルは今から始めるには技術的なハードルが高すぎますし、紙なら製作費がほぼ只なのが年金生活者には有難いです(笑)。紙模型を2年余りやってきてようやく製作方法のコツが掴めた気がします。当面の目標としているエンジン30台、機体20機種の内、エンジン21台、機体12機が2年間で完成しました。このままいけばあと1年半から2年で目標達成の見込みです。


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