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F-94c(レベル1/55 (or 1/53) 初出1953年)と F-100(オーロラ 1/77 初出1954年)
by
兵庫県明石市 小原
特集テーマ「ヴィンテージプラモ」ということで、古いアメリカプラモで投稿させていただきます。
レベルのF-94c
ウェブサイト「Scalemates」によるとレベルのF-94cは初版1953年で、翌年に金型改定と一部新パーツが追加され、今回作ったモデルの形になったそうです。マーキングは表面に凸モールドで彫刻されていましたが、今回のタカラレベル版では全く違う機体のデカールも付属していましたので、モールドを削り落としてデカールを使用しました。マーキングを削り落とした際になくなったパネルラインやリベット等はそのまま放置してます。
あとは機種に重りを入れた関係で前脚収納部をふさいだ以外は全てキットストレートで、がらんどうの主脚収納部やエアインテーク、ジェット排気口もそのままです。主翼上反角は8°というデータをネットで見つけたので一応合わせてみましたが、なんだか強すぎるような気もします。
オーロラのF-100
オーロラのF-100は当時に未塗装で組まれたジャンクの再生品で、今回の「作り倒す」にはふさわしくないかもしれませんがついでに投稿させていただきました。Scalematesによると初版1954年とのことですので先のレベルF-94cとほぼ同期です。
今回入手したジャンクは各部は風防も含めがっちりと接着されていましたので分解と組みなおしはあきらめ、表面の接着剤痕の修正、合わせ目修正と欠損していた前脚などのデッチ上げのみ行っています。風防はプラ劣化による細かいクラックが入っていますので無理に取り外しはしませんでしたが、そのためパイロット等の塗装ができておらず見栄えのしない完成品となりました。脚の引き込み部も全くモールドされていませんので本来は脚の部品を外して飛行状態にするほうが良いのかもしれませんが、主脚部品が主輪と脚カバーが一体モールドでそこに主脚柱パーツを付けるという特徴あるものでしたので捨てるに忍びず、それらしく?前脚を作って地上状態にしています。マーキングはこれも表面に凸モールドで彫刻されていましたので、それに従って塗っています。主翼の国籍マークが前後逆なのもあえてそのままです。
出来上がったものは2つとも今のスケールモデルの価値観で言えば箸にも棒にもかからないものかもしれませんが、最近はこういうキットに妙に惹かれるようになってきました。
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Vol.161 2022 January. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず/リンクフリー
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