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(Photo) SU-76M 自走砲
by コルディッツ
博物館実機写真
ドイツ軍の侵攻を受けたソ連軍は、1942年にT-70軽戦車の車台を用い、76.2mm野砲を搭載したSU-76自走砲を開発します。1943年のクルスク戦から投入されますが、2基のエンジンを並列に置き、左右の履帯を別々に駆動させる方式は、故障を多発させました。
そこで2基のエンジンを直列に配して出力を合成し、履帯を駆動させる方式に改造しました。以降こちらが主力となり、SU-76Mとして制式化されます。SU-76Mは16,698輌もの大量生産が行われ、ベルリンまで赤軍の勝利に貢献し、朝鮮戦争にも登場しました。
※ 本稿は博物館の掲示、Wikipedia、「世界の戦車パーフェクトBOOK」(コスミック出版)を参照しました。
T-70軽戦車
パロラ戦車博物館(パロラ)にて 2018年7月撮影
SU-76の母体。5組の転輪ですが、SU-76では車台を延長して、6組の転輪にしています。
SU-76M
軍事博物館(ワルシャワ)にて 2009年4月撮影
右フェンダーの前部は付いていますが、左は外れていました。
軍事博物館(ドレスデン)にて 2008年8月撮影
右フェンダー上の円柱状の物は材木のようです。
ドイツの展示車両は前後のフェンダーもフルです。
SU-76M前期型の特徴で、戦闘室後部両側面の装甲板が傾斜しながら低くなり、その分だけ背面の装甲板も低くなっています。
戦闘室内部も白で塗装されていました。
戦車博物館(ボービントン)にて 2019年9月撮影
イギリスの展示車輌は前後のフェンダーが外れています。
戦闘室内部の塗装も外側と同じグリーンと同じです。
後部両側面装甲板も背面装甲板も高さに変化はありません。
排気管部。冬季迷彩の白も大雑把のようで、気に入りました。
転輪の冬季迷彩は複数のパターンがあるようです。
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