Home　 >　Mig-21R　(SMER（KP） 1/72)＞　飛行機プラモデル製作＞2022年2月号

　　　Mig-21R　(SMER（KP） 1/72)
　　by 加藤　寛之



　SMERブランドになったKP製のMig21。型式はＲだから風防は新規パーツだろうと推定して買った。判断は当たった。既存パーツと、主翼端と胴体下用の新パーツ、風防が新パーツで追加されている。風防が気になった理由は、KP製のMig21は風防が合わなかったから。新パーツなら希望がある。



　 母体の金型はヘロヘロだ。それは分かっているので、それは問題でなない。全てのパーツを整形すればいいだけのことで、それもコンドルのキットを組んだ後なので、大いに楽に組み進められる。ところどころに目立つほどのヒケがあるが、気にしない。「ヒケがありますよ」「ええ、そうですね」で良いのだ。
　胴体をそれなりに組んだら、新パーツの風防パーツと合わせてみた。予想をはるかに超えて、全然合わない。大きさも形状も、全然、合わない。こうなったら、実機と異なるにしてもプラモデルとして胴体にのっていれば良いとして、1時間くらいかけて何とかのせてられるようにする。これでＯＫ。ポコっとしていて難アリだが、まあ、仕方が無い。
　あとは、全てのパーツの接着に擦り合わせが必要だという程度で、問題なく組み進む。問題なく、とはいっても最近の高精度パーツのキットとは大違い。金型のズレ、崩れ、バリ、真っ直ぐ感のない部品、合わせ目の隙間や溝は当然で、それを直すということ。
　主翼端は既存パーツを一部切断して取り付けるのだが、当然、翼部分の厚みは違うが許容範囲。胴体下部品もアマいが、下面でほとんど見えないからＯＫ。
結果、簡単にヒコウキの形になった。



　組み終えたら塗装。塗装というかマークは4種から選べる。銀が3種、迷彩が1種。塗装が嫌いな私は、当然、銀の一色。さらに主翼上面にマークを貼らなくていいポーランド機にした。デカールを数枚貼り、見事に完成した。



　 さて、難アリのキットだとしても、いかにもMig21。ＫＰのキットは、この出来上がりの雰囲気が好きだ。
でも、「また、すぐにＫＰのMig21を作りますか？」と問われたら、「ほかにも在庫がたくさんありますので」と言うと思う。

　　Home>Mig-21R　(SMER（KP） 1/72)＞　飛行機プラモデル製作＞2022年2月号
Vol.162 2022 February.　　　www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved　/　　
　　　　　　　　　　　editor　Hiromichi Taguchi　田口博通 /無断転載を禁ず　　リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」
　

プラモデル模型製作記事

TOTAL PAGE