Home  > 四式戦闘機疾風  飛行第50戦隊 大房准尉搭乗機 (ハセガワ 1/72)> 特集 ハセガワ>2022年3月号

特集 ハセガワ

四式戦闘機疾風  飛行第50戦隊 大房准尉搭乗機
(ハセガワ 1/72)

  by ナベ



 今回、飛行第50戦隊に所属していた大房准尉搭乗の疾風をハセガワ1/72のキットで製作しました。
大房准尉はビルマ戦線で、P51マスタング5機を含む総撃墜数19機に加えてイギリス海軍巡洋艦も1隻撃沈したエース・パイロットでした。



  飛行機のハセガワと言われてはいますが、1/72第二次世界大戦機のリニューアルは近年ほとんどされず、同尺の日本軍機をメインで製作する者にとっては寂しいばかりです。
薄利多売の業界でしょうから、子ども達がプラモデルをあまり製作しなくなった昨今、1/72大戦機にコストをかけることは出来ないんでしょうね・・・




  さて、ハセガワの1/72ベテランキットの疾風は、私が小学生の頃からあるキットで、その当時に1回製作、出戻ってから4年前に再製作したので、今回で3回目の製作となります。
ハセガワのキットは「古いがスタイルは良いので、手を加えればそこそこ良い出来になる」というコメントをよく見かけますので、今回もキットの価格以上の小金をかけ手を入れてみました。



  本キットは凸モールドなので、上級者の方で全体をスジ彫りで仕上げる作例もありますが、当方のレベルでは出来るはずもなく、合わせ目の修正で消えた凸モールドを修正することは諦めそのまま製作をしています。

手を入れた箇所としては、コックピット周りをCMKのコクピットセットに和巧の日本軍機用シートベルトを張り付けて製作。
翼の照明灯はレジンを使ってクリア化、20㎜機関砲とピトー管はファインモールドのディテールアップパーツを使用しました。(20㎜機関砲はドイツ軍機用のものですが…)細かい箇所では、機首12.7㎜機銃、機体下面の燃料冷却器をピンバイスで穿孔してみました。



  デカールはライクデカールのものをヤフオクで見つけたのでこちらを使用しました。初めて使ったメーカーのものですが、適度に腰があり自分としては非常に扱いやすいデカールでした。

40年も前のキットですが、確かに手間とお金をかけると、最近のモデルとそれほど遜色ない出来栄えにはなるのかなと思います。
とはいえ、ハセガワの1/72日本陸海軍大戦機シリーズはさすがに古い・・・。
値段は多少張っても構わないので新金型製品を待ちわびているのは私だけでしょうか  


  Home>四式戦闘機疾風  飛行第50戦隊 大房准尉搭乗機 (ハセガワ 1/72)> 特集 ハセガワ>2022年3月号
Vol.163  2022 March.     www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                    editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず/リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集3

TOTAL PAGE