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ルンガ沖夜戦時 USSノーザンプトン(マッチボックス改造 1/700)
USSペンサコラ ( フルスクラッチ 1/700)
by
入江健次
今回の船特集に、私の大切な艦隊から、連合艦隊とソロモンで戦った二隻の米重巡洋艦”ノーザンプトン”と”ペンサコラ”を紹介させていただきます。
私が模型を作りたくなるのは、ストーリーが大きいきっかけとなる場合が多いです。
この二隻の重巡洋艦は、小学校の時に「日本の軍艦」という本の中に載っていた、ルンガ沖夜戦のマンガが始まりでした。その後、半藤一利著「ルンガ沖夜戦」を読み、参戦した日米艦船を全部作りたくなったのです。我が日本海軍の駆逐艦は良いキットがいくらでもあるのですが、米艦隊は大変です。普通に作れるのは、フレッチャー級とリバモア級の駆逐艦、そしてニューオリンズ級重巡だけで、今回作ったノーザンプトンとペンサコラと軽巡ホノルル(ブルックリン級)はレジンキットが出ているようですがどこにも売ってませんでした。3隻が参戦したマハン級駆逐艦はミッドシップモデルから出てましたが、ようやく1隻購入できたぐらいです。
そうしている時、2006年にモデルアート艦船模型スペシャルNo.21ミッドウェー海戦No.2に衣島尚一師匠の改造作例と図面が掲載されていたので、まずこの二隻のスクラッチを決断した次第です。しかし、二隻とも長らく(10年以上?)放置してしまい。今回の特集の為に、気合を入れ何とか完成させました。WEBモデラーズ、田口様のおかげです。
ノーザンプトン
ノーザンプトンは、衣島先生のご指導に沿って、マッチボックスのインディアナポリスの船体を切り詰めて、あとは主砲を流用し、他はすべてプラバン細工です、初期型のレーダーは汎用のエッチングです。艦載機用のクレーンが面倒ですが、伸ばしランナーを組んで作りました。他の細かい武装などはピットロードのキットから使いました。単装機銃が多くて大変でした。ピンセットでつまんでもピューンと飛んでいってしまい見つかりません。
ペンキ塗り方は船体はクレオスのミディアムブルー瓶生です。本当はもっと暗いと思うのですが、模型にすると黒い物体になりますので。甲板も船体と同じ色に見えますが、グレーで塗ってます。
ペンサコラ
ペンサコラはもう勢いでフルスクラッチしました。船体からすべてプラバン細工です。クリッパーバウというのでしょうか艦首の曲線を出すのが難しかったです。主砲塔は三連装と二連装なので、これもプラバン積層から削りだしです。他は、図面とWEBの写真を参考にちまちま建造しました。塗装はノーザンプトンと同じです。
後で見るとまだ荒い箇所がありますが、この二隻が出来たので後は、ホノルルを何とか出来れば全艦コンプリート、何とかなるでしょう。
ノーザンプトン級もペンサコラ級も大変美しい艦型です。もっと例えば、戦前写真のハワイ停泊中の真っ白いシカゴなど作りたいですね。
ウォーターラインで、ガダルカナル戦頃までの米駆逐艦と巡洋艦がもっと開発されること強く希望します。
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