Home  >中島飛行機 C6N1海軍艦上偵察機 彩雲(ハセガワ 1/48)> 特集 レシプロ>2022年4月号

特集 レシプロ

中島飛行機 C6N1海軍艦上偵察機 彩雲
(ハセガワ 1/48)

  by nananiya72

 「我に追いつくグラマンなし」いう無電を打ったとか打ってないとか、空母運用実績がないのに、着艦後に無駄電信と叱責されたとか・・・追尾されたのが、グラマンとかP-38とかでハナシが変わっていたりする・・・ 普通に言えば「眉唾」バナシを残した高速艦上偵察機「彩雲」であります。



流石に高速偵察機を目指した機体だけあって、搭乗員の肩幅まで絞った細い胴体は、模型で見ても、ホントにこんなに細いのかと思い、ためしにカウリングを測ってみると「世界の傑作機」の数値比較ながら外径はピッタリでした。





コクピットは同社の「天山」、「流星」等と同様非常にこまかくできていて、自分的には申し分ないリアルな操縦席のモジュールが出来上がりますが、胴体に挟み込むためと、主翼パーツの長いフィレットに合わせるためには充分に削り合わせる必要があります。
この過程を少々力ずくで抑え込んだせいか、風防の最後尾を削り合わせる羽目に・・・・





塗装図に指示はないのですが、あの高級完成品模型のウィングクラブさんのカタログをみましたら、主翼上面のフラップ格納部のフムナ部分の枠と給油口の赤丸がありましたので、追加することにしました。 さらに 「世界の傑作機」の図面には偏流測定線が3本ついていましたので、これも追加です。
日の丸は、黒縁では縁起が悪いので、手持ちの緑では一番暗い#18にしました。
枠の多いキャノピーはいつものように「マスキング販売」さん製で楽をさせてもらいました。





 なにしろ、主翼下面パーツにはステンレス棒が、2本ずつ仕込んであるほど素材プラが柔らかくふにゃふにゃですので、胴体と主翼の合わせは、フィレット、付け根ともこの頃のキットとは思えないほどのパテが必要でしたが、これも削り合わせ不足でしょうか・・
また、カウリング上面と機首の連続面や尾輪など、削らないとフィットしない部分が多々ありましたので、精度のよさそうな見た目とちがって、削る場面の多い「彩雲」でした。



  冒頭の操縦員が語ったエピソードに付け加えるとすれば、「機長が打電を指示していたので、電文は確認してない」との記述もありました。


  Home>中島飛行機 C6N1海軍艦上偵察機 彩雲(ハセガワ 1/48)> 特集 レシプロ>2022年4月号
Vol.164 2022 April.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
         editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集1

TOTAL PAGE