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特集 試作機

デ.シェルデS21 (RSモデル 1/72)

  by 寿



 先月に引き続きやっちまいました双胴型戦闘機。J21はれっきとした量産機だったんですけれどもこっちは試作機。原型機は完成していたらしいのですが初飛行はやったんだかどうだかあやふやです。ドイツが侵攻してきたんで破壊されたとも徴収されたとも言われて今ひとつ不明。勉強不足で申し訳ないです。キットの方にはがっつりルフトヴァッフェのデカールと塗装図が入ってるんですけれどもね。



 それは兎も角この機体、エンジン配置やら武装の種類と数やらプッシャー式の推進方式やら双胴方式やらラジエータの位置やらコクピットの形状やら、なんちゅうか盛り込み過ぎてもう見ているだけでお腹いっぱい状態。しかもこのサイズだと何処に燃料積んでいるんだろうと不思議になっちゃう訳なんですが一体どうやってんでございましょうかね。多分航続距離がめちゃ短いと思うんですけどどーなんだろ。



 実際ヨーロッパのヒコーキって遠くを飛ぶことに頓着してない機体って多いよね。でも前方視界はすんごく良さそう後部はほぼ捨ててるけれど。爆撃機の迎撃オンリーで使うつもりだったのかしらん。虫みたいなデザインが割と好みでナイス。正直エンジンポッドが羽根生やして飛んでるイメージですわ。



 先月号で加藤寛之さんが同じくオランダ空軍のフォッカーD23を作っていらっしゃって「ヤラレタ」とは思ったんですがデ.シェルデはもうお手つき状態だったから別に悔しくはないのであります、ホントだよ。D23ならナナニイ以外にヨンパチ持ってるし!しかしそれはどちらもRSモデルなので十字架を二本背負っているようなもんかもしんない。



 作ってみたい機体は沢山あるし夢の双胴機生活はまだまだこれからなのであります。
 まぁ見る夢が良いモノとは限らないんだけれどもね



製作の詳細

(写真1)カッコ良く飛んでいるデシェルデ21。でもキットとはあちこちビミョ~に違っていてインストと交互に見て作ると「あれっ」ってな事になるのでご注意です。インストのポンチ絵の方を正解と考えて作るのが吉。

(写真2) パーツはこんだけ。ラッキーと考えるかしょんぼりするかはモデラー次第です。ちなみにわたしは前者の方。主翼が一体成型っちゅーのはとっても嬉しいでありますのコトよ。


(写真3) 今回最大の懸案事項が機首のオモリでありまして果たしてこの狭すぎる空間に満足のいくウェイトを乗せられるかどうか。いっそのこと機首の下面部が全部メタルだったら良かったのに、と思うのはわたしだけ?

(写真4) 機首だけじゃやっぱり全然足りなくて主脚のタイヤハウスぎりぎりの所まで入れてみたけれど果たしてコレでも足りるかどうか・・・・


(写真5) キャノピーは曇りガラスみたいだったのでちょびっと磨いてみました。まぁこれ位なら許せるかなぁ。

(写真6)前回に引き続いて今回も真ちゅう線と真ちゅうパイプでプロペラ大回転を目論んでおります。息を吹きかけたらぶんぶん回るゾ!


(写真7) 機首というかコクピットというかエンジンナセルというかそんな感じの箇所を貼り合せたらあとはぐんぐん進むぜデ.シェルデ。主翼とビームと尾翼関係くっつけたら下面色塗りまくって一段落。

(写真8) 窓枠のモールドがほぼ見えないからマスキングテープで「たぶんこのヘン」あたりをマスキングして黒でペタペタ筆塗りじゃ。ちなみにこの時点で機首にオモリが足りないことが発覚。どちくしょう!端からそんな気はしてたんだよ。


(写真9) 尻餅着いちゃうのは後で考えるとして取り敢えず作業は進めちゃおうかね。色塗ってスミ入れしてデカール貼って・・・・あり?めっちゃ透けてるんですけど。

(写真10) しょーがねーなぁもう。デカールが完全に乾いてからサファリオレンジで上塗りじゃ。


(写真11) そんなんこんなんで何とか完成したデ.シェルデくん。尻餅対策でタイヤに真ちゅう線突き刺してベースに固定です。まぁこんなコトもあらあな。
 でもこれはコレで見栄えが良くなったから結果オーライ。ハッタリも効き易いしね♡ 

(写真12)



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