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ボーイング 737-300(ミニクラフト 1/144)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今月は私には珍しく旅客機を作ってみました。ミニクラフトのボーイング 737-300(1/144) アメリカン航空の仕様になったものです。旅客機を作るのは25年ぶりでしょうか。
門外漢の私がなぜこのキットを作ろうと思ったのかというとデカールのストックにウェスタンパシフィック航空のラスベガス行き仕様のデカールがあったからです。垂直尾翼全面に素敵な女性が描かれているものです。いつかは作ろうと思いながらここまで来てしまいました。



 部品総数は41です。胴体先端に錘として大きめのナットを油粘土で固定したら、胴体の左右を接着します。多少の段差が生じますのでペーパー掛けをしておきます。胴体下面に主脚収納部分が別パーツになっており、隙間、段差が生じるのでパテ処理をしておきます。若干ひけが生じているところがあるのでそこもパテ処理をしておきます。



  主翼は左右別々で上下分割となっています。旅客機は翼と胴体は別々に塗装した方がきれいに仕上がるのでここで主翼と胴体の合いを見ておくのが定番。主翼を胴体にはめ込んでみると左右のベロ部分がきっちりとかみ合い全く隙間が生じないこと判明。ラッキー!と思わず叫んでしまいました。主翼にパイロンと突起物を接着しておきます。 エンジンポッドはナセル部分のみ組み立てておきイグゾースト部分は塗装終了後に組み付けることにしました。



 操縦席の窓部分は胴体上部ごと透明パーツになっていますが今回窓部分はデカールで表現するのでここは黒く塗って胴体に接着後ペーパー掛けして面一にしておきます。ここで全体にクレオスのサーフェイーサー1200を吹きつけておきます。
 主翼の塗装はライトグレーと前縁はシルバー、真ん中はグレーのようですが、実際の色はよくわかりませんでしたのでライトグレーはそのままサーフェイサーにしてグレーは適当に塗っておきました。胴体は白一色ですが旅客機の場合はいつものように筆塗りではきれいに仕上がらないので今回は缶スプレーを使用致しました。エンジンポッドも白く塗りあげます。 



 ここからが問題のデカール貼りです。私は大面積のデカール貼りが大変苦手でして、今までもうまく貼れたためしがないのですが・・・。まずは垂直尾翼のお嬢様から取りかかりましょう。ここがダメだとすべてが水の泡になってしまいますから。垂直尾翼上部は少しデカールの方が寸足らずでしたが、ここはブラウンをタッチアップしてなんとかまとめられましたので一安心。   



 次の難関は後部胴体部分ですがこちらは左右別々になっていますがかなりの大面積で形状も複雑なので3分割して貼りこみましたがやはり失敗しました。皺はあちこちに出来、軟化剤を投与しながら悪戦苦闘しました。最後は赤、茶、タン、黒などを駆使して部分ごとにタッチアップしてなんとか見られるようにしましたがやっぱり駄目ですね。胴体中央のスターダストの大きな文字は平坦な部分なのでカットせずにうまく貼れました。その後に窓のデカールを2分割して貼りました。失敗したのはドアの部分のデカールを貼ろうとしたらキットの凹みモールドと上下の大きさがかなり違っており今さらなんとも出来ないのでそのまま貼りました。キットのドアモールドは全て埋めておく必要がありましたね。いつもながらの詰めの甘さが出てしまいました。このスカイラインデカールはこまごまとしたコーションデータも全てあるのですがこのスケールでは省略してもいいかなと目立つ部分だけにしました。



 脚カバーは飛行状態用になっているのでいちいち分割して接着しなければならずけっこう面倒でした。最後に脚類、エンジンポッド、主翼、水平尾翼を接着したらこれにて完成です。



 なんとか完成にこぎつけました。やっぱり旅客機は苦手だなと今回も反省しきりでした。でもこの機体の実物を見たかったですね。見たら絶対に乗ってラスベガスに行っちゃいましたね。それこそ航空会社の思うつぼなんでしょうが。ではまた。


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