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 特集 ホーカー

(Photo) ホーカー ハリケーン

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ホーカーと言えばハリケーン。何回か使い回しをしておりますので恐縮ですが、2009年7月の帝国戦争博物館ダックスフォードのエア・ショーで撮影したハリケーンとB17のコラボ写真を掲載させて頂きます。左脇のスピットファイアは無視して下さい。
※本稿は「嵐に挑む傘」(佐貫亦男著、「続々ヒコーキの心」講談社)とスウィート1/144 Hwker Hurricane Mk.Ⅰの説明書を参照しました。


 第二次世界大戦下の英国で、如何にもありそうな情景と眺めていると、英国戦闘機を代表するのは、やはり佐貫亦男教授の命名した「嵐に挑む傘」ハリケーンと、信じるようになります。
 英国史上最大の危機「バトル・オブ・ブリテン」で、最多撃墜数を上げたのはハリケーンです。単座単葉戦闘機の艦載機や戦闘攻撃機の嚆矢になったのもハリケーンでした。スピットは確かにハリケーンよりも優れた戦闘機です。しかし彼女の業績は開拓者ハリケーンの道を辿っただけ、と言えなくもないのでは。
 と言う訳で私の積みプラに多くのハリケーンが居ます。そこで今回の特集を機に72のハリケーンを成仏させようと思いました。
写真は艦隊航空隊のハリケーンを混じり、型式や塗装もバラバラです。考証に囚われると、このような配置はあり得ず、却下かと。
けれど主題「ハリケーン」としての統一感が強く感じられます。
 このダックスフォードの情景にインスパイアされ、ハリケーン工作を開始しました。その結果は…

   ダックスフォードを真似て横一列に並べましたが、これは…
 特集に合わせて4機のハリケーンを工作しましたが、完成したのは写真の3機です。右からエアフィックスのMk.Ⅰ(羽布張り)、ハセガワのMk.ⅡC、Mk.Ⅰ後期型 で、未完成はドイツレベルのMk.ⅡCです。
私の工作技術が未熟な事もありますが、独レベルキットは、主翼上側が左右、下側が中央と左右の合計5ピース、上翼と胴体との接着面積が少ないせいか、工作中に主翼切断事故が続き、Time Upしたので、幾許かはプラモ設計にも課題があるのではないでしょうか。


 ハセNk.Ⅰ後期型を正面に置きました。「英国の戦い」では亡命ポーランド人の第303飛行隊が最大の戦果をあげたので、303に仕立てようと考えたのですが、同隊の記章が見当たらず、 302飛行隊機にしました。本当にハセは組立やすいと思います。  


 正面のエアMk.Ⅰは主翼羽布張りの外、主脚収容庫と操縦席の再現に、工作はまごつきましたが、驚嘆しました。コクピットはシートと後方の防弾板、計器版を一体にして「左胴体側」に取り付けます。左側に接着するだけで驚きでしたが、右側に接着しても、特に支障はないようです。また組立説明書に書かれた操縦士は、なんと眼鏡着用! なおキットに眼鏡はありませんでした。




ハリケーンMk.Ⅰはフィンランドも発注しましたが、受領は僅か10機で、実働6機のため、めざましい戦果はありませんでした。


 ダックスフォード上空のハリケーン3機編隊。これぞ大英帝国!
 今年2022年はダックスフォード・エア・ショーは再開です。
 是非とも拝観したいのですが…



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