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特集 ホーカー

 ホーカーハンターF.56(ノボ 1/72)

  by 入江健次



 今年はウクライナとロシアの戦争で世の中は持ち切りですが、地球上ではどこかしらで戦争が絶えないのが常ではないでしょうか。インドとパキスタンでもカシミール地方の問題で、つい2019年にも空中戦が行われたりしていました。



 今回は、その前の印パ戦争で戦ったホーカーハンターF.56を丁度完成させたかったのでタイミング良く紹介させて頂きます。印パ戦争では、パキスタンがF-86やF-104を導入し、その対抗でインドはハンターやナットをイギリスから購入したようですが、ナットがすばしこいのでハンターは地上攻撃に回されたみたいです。このホーカーハンターは非常に美しく、いかにもジェット戦闘機というデザインです。



 キットはフロッグの金型で、ノボで販売された物です。形は実機写真と見比べてもおかしなところは無く、ホーカーハンターのスマートな機体をうまく再現しております。翼のパネルラインが違ってたみたいなのでスジボリにして直してみました。エアインテークと脚の格納庫部分を少しいじってしまいました。コクピットは触らず、キャノピーをコンパウンドで磨いて透明度を上げました。
今ではレベルの新しいキットが有るので正確に作りたい場合はそちらを作った方が良いでしょう。
私は古いエアフィックスやフロッグなどの味の有るキットは、出来るだけストレートで組んで、塗装も筆塗りを作法としておるのですが。



 塗装は、ネットに出ていたインド空軍機で、機首に浜千鳥?が三羽連なって飛んでいる、かわいいエンブレムをつけた機体にしました。エンブレムは手書きしたのですが、機番を書くのが上手くいかず無しとしました。ダークグリーンとブルーグレーの二色迷彩はできるだけ実機写真に似せて、その境界線はボケ幅は無しだが、ボケているを目指し細筆でやってみました。その表現は70年代にプラプレーンコンテストってありましたが、その時に見たダッソーミラージュの筆塗りの迷彩が今でも私の中ではベストです。今のように塗料の種類も選べなかったのに、ムラもなくきれいにボケていて。



 インド空軍機を作ったらこんどはパキスタン空軍機も作ってみたいです。複雑なのですがやはり実戦に参加した機体を作ってみたくなります。


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