Home >  (Photo) デンマーク空軍のカタリナ飛行艇<博物館実機写真<2022年7月号

 

(Photo) デンマーク空軍のカタリナ飛行艇

by  コルディッツ
博物館実機写真

 コンソリデーテッドPBY-6Aカタリナ飛行艇は、引き込み式車輪を装備して水陸両用機となったPBY-5Aの発展型です。安定性向上のため垂直尾翼を拡大し、増備したレーダーをコクピット上部のレドームに納めました。1945年1月から5月に175機生産され、海上自衛隊にも1956年に2機供与され、1960年まで運用されました。
 デンマーク空軍では1957年から1970年にかけて、8機のPBY-6Aを運用しました。広大なグリーンランドを領有するため、カタリナは有益な機体であったようです。王室デンマーク空軍(RDAF)の残存機2機は博物館に展示されています。
※ 本稿は博物館の表示とWikipediaを参照しました。


 PBY-6A Catalina L-861 (旧シリアル 64031)
 デンマーク技術博物館(ヘルシンガー)にて 2008年12月撮影


 機首先端のハッチを覗くと「錨」が収納されていました。


 コクピットとレドーム基部。


 レドーム。


 コクピット後方の窓から機内前方を撮影。


 胴体側面のブリスター式銃座の窓から機内前方と中央部を撮影。


 機銃は設置されていません。



 PBY-6A Catalina L-866 (旧シリアル 63993)
 王室空軍博物館コスフォードにて   2016年4月撮影

 コスフォードの展示機は胴体先端もオレンジ色です。


 拡大してのっぽになった垂直尾翼。



 エンジンはP&W R-1830-92 空冷星型レシプロ(1,200馬力)2基。



   余談ですが、手前はスイス空軍の運用したデ・ハビランド・
ベノムFB.54(J-1704)ですが、他国の塗装のまま展示するのは、
日本人には思いもよらない、コスフォード博物館に遠大な目標が
あるからではないかと。何せ海賊の国ですからね。





Home >(Photo) デンマーク空軍のカタリナ飛行艇<博物館実機写真<2022年7月号
Vol.167  2022 July.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」


プラモデル模型資料記事


TOTAL PAGE