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(Photo) デンマーク空軍のカタリナ飛行艇
by コルディッツ
博物館実機写真
コンソリデーテッドPBY-6Aカタリナ飛行艇は、引き込み式車輪を装備して水陸両用機となったPBY-5Aの発展型です。安定性向上のため垂直尾翼を拡大し、増備したレーダーをコクピット上部のレドームに納めました。1945年1月から5月に175機生産され、海上自衛隊にも1956年に2機供与され、1960年まで運用されました。
デンマーク空軍では1957年から1970年にかけて、8機のPBY-6Aを運用しました。広大なグリーンランドを領有するため、カタリナは有益な機体であったようです。王室デンマーク空軍(RDAF)の残存機2機は博物館に展示されています。
※ 本稿は博物館の表示とWikipediaを参照しました。
PBY-6A Catalina L-861 (旧シリアル 64031)
デンマーク技術博物館(ヘルシンガー)にて 2008年12月撮影
機首先端のハッチを覗くと「錨」が収納されていました。
コクピットとレドーム基部。
レドーム。
コクピット後方の窓から機内前方を撮影。
胴体側面のブリスター式銃座の窓から機内前方と中央部を撮影。
機銃は設置されていません。
PBY-6A Catalina L-866 (旧シリアル 63993)
王室空軍博物館コスフォードにて 2016年4月撮影
コスフォードの展示機は胴体先端もオレンジ色です。
拡大してのっぽになった垂直尾翼。
エンジンはP&W R-1830-92 空冷星型レシプロ(1,200馬力)2基。
余談ですが、手前はスイス空軍の運用したデ・ハビランド・
ベノムFB.54(J-1704)ですが、他国の塗装のまま展示するのは、
日本人には思いもよらない、コスフォード博物館に遠大な目標が
あるからではないかと。何せ海賊の国ですからね。
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