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特集 ハセガワ32

F-5E  SSBD(Shaped Sonic Boom Demonstration)
(Hasegawa 1/32改造)

  BY 私の飛行機模型博物館 館長
http://fg786.blog87.fc2.com/



DARPA(国防総省国防高等研究事業局)で始まった超音速航空機のソニック・ブーム低減の取り組みでNASAによって研究が行われた、静穏化ソニックブームの実証実験機です。機首のDARPAの楕円のマークがそれです。

ソニックブーム低減のための機体形状による影響の研究のためにF-5Eを改造して機首に大きくて長い形状のペリカンの様なノーズを付けています。



  垂直尾翼のマークはQSPでこれは静寂な超音速プラットフォーム(QSP:Quiet Supersonic Platform)プロジェクトでDARPAの予算のプロジェクトでした。

基本的にシンプルで安定した機体だったF-5はこのプロジェクトには向いていたプラットフォームだったのかもしれませんね。
この形状にしたことでソニック・ブームの超過圧力は1/3に減少したそうです。
最初の静穏化ソニックブームの実証実験機としては上々の成績が残せたのではないでしょうか。



前から見るとノーズの大きさが強調されてただ物ではない様相となります。

作り始めはこの形に違和感がありましたが、毎日付き合ってみると、だんだん見慣れたせいかスマートで合理的なラインに見えてきました。

このカッコ良いような悪いような個性的な形に惹かれて改造をしました。
ハセガワのキットは古いのですが、シルエットは正しく真面目な作りなので素材としては最高でした。



 最近では飛行機のハセガワのイメージが薄くなってしまいましたが、新製品は難しくても、1/32も含めていろいろなキットを再販してもらえたら嬉しいのですが、こんなことを考えているのは変人の私だけでしょうか? 


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