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誌上個展

グレンマーチン167F A.3(スペシャルホビー1/48)

  by Nobunaga

採用試験には不合格でもよそでは目一杯仕事はしましたよ



切った貼ったで大立ち回り その2

 アメリカの爆撃機の多くは「さあかかって来い」という獰猛な面構えだけれどグレンマーチンは遠慮がちでおとなしくて爆弾抱えて敵陣に乗り込むような迫力はないですね。イギリスではメリーランドなんて名前を付けられて、メリーさんって言う女の子を連想させます。でも偵察爆撃機としてはそこそこの活躍をしたみたいです。
 スペホのキットとしては標準的な内容ではありますが、胴体を貼り合わせてキャノピーを乗せてみると前面の爆撃手キャノピーは胴体幅より2ミリ近く幅が狭いのです。しらばっくれてこのまま作るか、そんな訳にはいかないのでキャノピーを3分割して胴体に合わせる事にしました。どうせ切断するんだったら乗降扉も開けてしまおう6分割だ!エッチングソーで切断して隙間はプラぺーパーで窓枠を貼ればいいぞと勢いで仕上げましたよ。ちょっと雑なところはご勘弁ね。動翼は水平尾翼以外は切断して再接着。垂直尾翼のラダーなんかいい感じに出来ました。カウルフラップも開いてます。爆弾倉扉も開けましょうと後先考えずに切りまくる。
 レジンのエンジンシリンダーは植付け式。一体型にすれば楽なのになとちょっとづつずれたシリンダーを見てため息をついてプッシュロッドは自分で作れってか、14気筒ふたつ分で28本。真鍮線を長さ7ミリにカットして前後シリンダーにチマチマ取り付けです。ちょっと待てよP&Wエンジンはプラグコードがエンジン減速カバー辺りから伸びてるはず、なんの指示もない。ここは作るしかないなと試行錯誤の末プラペーパーで作ったものの実感を欠いてるな、でも奥まってて見えないだろうしこれでよし。
 前面の副操縦士席は座席以外はがらんどう!爆撃照準器や各種機器類は一切なく寂しい限り。写真1枚だけでは自作もできない。後ろの航法士席の周りはレジンの機器類がぎっしりあるのに完成すると全く見えなくなってしまう。何とかしてよスペホさん。多分別売りであるのだろうけど今更しょうがないのでそのまま作りました。












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