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フルスクラッチビルド & ソリッドモデルの製作
グラーデ単葉機(1/32フルスクラッチ紙模型)
by
TOSHI
1910年12月に日本初の動力飛行を行った日野大尉の乗機「グラーデ単葉機」の1/32模型を厚手(250gsm)のコピー用紙を主な材料に作りました。
実機は竹製の胴体を多くの張り線で支えています。模型は1mmのステンレス針金に紙を積層しましたが尾翼が重いので張り線なしでは形が保てません。張り線は表面をボンドで固めた木綿糸を使用しました。
後ろは搭載されたグラーデ24馬力エンジンの1/12紙模型です。
主翼の下に座席を吊り下げ今風に言えばウルトラライトプレーンですね。何とも効率の悪そうなプロペラ形状です。
全体にとても華奢な印象を受けます。
張り線で剛性を保つのは実機と同様です。
同時期のサントスデュモン・ドモアゼル19型と並べてみました。
竹製の胴体は共通ですが、グラーデ機よりコンパクトに纏まっていますね。35馬力のダラックエンジンを積んで90km/hを出しています。グラーデ機は24馬力で最高速度58km/hですから両機の設計思想の違いが興味深いです。
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