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特集 ジェット戦闘機

 F-8Eクルセーダー戦闘機 (ハセガワ 1/72)

  by 入江健次



 今回はベトナム戦のF-8Eクルセーダー戦闘機を作ってみました。最後のガンファイターと言われそこそこ人気の機体ではないかと思いまして、マイナー機好きの私も好きなジェット戦闘機です。だけど、この飛行機は主翼全体が開くなんてすごい設計です。絶対翼は取れないのでしょうか。
ところで、作っていてずっと何かに似ていると思っていたのですが。



  このWEBモデラーズの読者皆さまには、機体の説明など不要と思いますので、早速、作った感想でございます。
ハセガワらしいかっちりとした模型で古い設計と思いますが安心して制作できました。古いキットなので凸モールドですが、今のやたら幅の広い深いモールドより、掘りなおせば細い繊細なパネルラインが再現できるので私は苦になりません。凸モールドを掘りなおす時は私はカッターナイフの歯を当てて、切るときと反対に押しながら掘っていきます。フリーハンドでもそんなに曲がらず、Pカッターのように飛び出したりしません。失敗したらラッカーパテか、瞬間接着剤で埋めます。



若干パネルラインを追加したら、塗装と楽しいマーキング選びですね。ベトナムの頃の米海軍の塗装は皆デザインが魅力的でどれも再現したくなります。今回はVF-111サンダウナーズ、空母オリスカニー搭載機としました。なんとなく人をなめたようなシャークマウスがいいです。この部隊も北ベトナムのミグとはやりあっていたようで実戦部隊機の凄みがあります。デカールは手持ちの中から、エッシーが出していた別売りデカールです。本当はハセガワの箱絵の物にしようと思ったのですが、作ったキットがすごい古くデカールがバラバラになったので。
最近の新しいロットのハセガワのデカールは素晴らしいので新しいキットを買いなおせば良かったかもしれません。



  コクピット周りは、シートをプラペーパーのベルトをつけて、真鍮線で、脱出時に引張るリングを再現したりしました。機首には若干釣りの重りをいれました。



  やっと完成して眺めていると、ガルグレーに派手なマーキングが映えて大変恰好良く、プラモデルファンとして至福の時を味わえます。
そして何かに似ていると思っていたのが判りました。おさかなのサンマですね。最近はサンマも高いのですが食べたくなりました。


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