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特集 ホンダ

  ホンダ F1 (タミヤ 1/12)

 by  田口博通 Hiromichi Taguchi



 タミヤの1/12 ホンダF1 RA273 リッター搭載車です。
箱絵のジョン・サーティースが乗って南アフリカで 3位になった11号車としました。アイボリーホワイトのボディに不釣り合いなほどの大型エンジンの組み合わせで、ド迫力です。



 タミヤのホンダF1は1/12ビッグシリーズの第1作として1967年に製品化されたもので、模型少年時代の憧れの大型キットでした。
 といっても大人になってからの興味は飛行機に移り、ちょっとまたF1に興味が出戻った90年代に再販品を入手しました。それからでも約30年経過。デカールは完全に使えない状態になってきて、ますます製作から遠のいていましたが、今回のホンダ特集にと思い切って形にしました。


(製作)

 エンジンは組み立て説明書通りに組み立て、塗装をして配線をしただけで精密なエンジンとなりました。
ただ たてがみのごとくの排気管の取り付け位置がアバウトで苦労しました。



 結局、排気管にしんちゅう線でピンを追加し、エンジンに孔を開けて、強引に位置決めをしていきました。
 それでも排気管を平行にセットするのが難しく、長さを削ってバランスをとり、なんとか平行に近く見えるように取り付けれたようです。





排気管の取り付けが完了したエンジン




 ボディはMrカラーのグランプリホワイト(少しアイボリーがかっています。)を吹き付け後、日の丸のレッドと、ボディ下部のラインを塗装しました。
 デカールは30年間の保管で黄ばみが出ており、使うにはちょっとためらう状態になっていたので、スキャンして 画像データを作り、インクジェット用デカール用紙を用いて、再製作しました。キットのデカールを使うとどうしても避けられない経年の黄ばみ変化から スパっと解放されます。

ホワイト塗装後にカウリングの日の丸をマスキングして塗装


デカールも貼り、組み立てが終わったボディ前部


同ボディ後部


自作したデカール


 ボディ後部にサスペンションを取り付け、エンジンを搭載すると、タイヤはまだとりつけていないものの憧れのホンダF1の姿が現れます。
50年来の夢がかない、感無量。ここで、しばし記念撮影です。


完成したボディ、エンジン


(完成)

 タイヤを取り付け、透明キャノピーはリベットで取り付けました。全体を組み上げていよいよ完成です。
 今回、夏の盛りに思い切って形にしましたが、2週間ほどで完成できました。
 デカールが自作できるようになって、永久保存?をよぎなくされていたキットにも手をつけることができるようになりました。50年間 完成をあきらめていた憧れのキットが自分の手で完成し、感無量。幸せな気分であります。

やはり、「プラモデルは完成してこそ」かも。
ますます、プラモデルが好きになりました。






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